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個人の暮らし重視へ、過去10年間韓国人意識に変化

個人の暮らし重視へ、過去10年間韓国人意識に変化

Posted November. 26, 2007 03:14,   

한국어

「人生の一番の目標は楽しく暮らすことだ」「体重やプロポーションにいつも気を使っている」「お金は人生において大事なもの。お金に関心を持つことは悪いことではない」。

1997年の通貨危機から10年たち、韓国人の意識は、余暇や健康、財テクなど個人的な暮らしを重視する方向へと変化しつつあるということが明らかになった。

第一(チェイル)企画は25日、今年4〜6月にソウル、釜山(ブサン)、大邱(テグ)、光州(クァンジュ)、大田(テジョン)の13〜59歳の住民3600人を対象に、ライフスタイルを分析する調査を行い、1998年、2003年の調査とそれぞれ比較した結果、このような変化が現れたことを発表した。

個人的な分野では、文化芸術、ファッション・美容、趣味・余暇、財テクなどについての関心が高まっている。社会的な領域では南北問題、交通、国内政治、経済、犯罪、物価などへの関心が薄くなる一方、証券、福祉、流行、不動産、教育などは関心が高まっている。

国内政治への関心は、1998年の28.7%から今年は13.8%に減少。これに対し、教育は同期間で25.2%から43.3%、不動産は18.2%から32.5%へ、それぞれ関心が高まっている。

自分を磨き、家族や余暇などプライベートな生活を重視する価値観の変化も目立つ。

「人生の一番の目標は楽しく暮らすことだ」という回答は、2003年の66.95%から今年は72.7%へ、「余暇の時間を自己啓発活動に使う」という回答は22.1%から25.1%へ、それぞれ増加している。

第一企画は、世代別の特徴を意味する英単語の頭文字をとり、2007年の韓国人を「スウィッチング(SWITCHing)消費者」と定義した。

13〜18歳は積極的な意思表現をする「S(Speak−up)世代」、19〜24歳は変化を主導する「W(Why not)世代」、25〜29歳は職場の同僚を第二の家族と考える「I(Intimacy)世代」と規定した。

また、30〜39歳は経済的かつ精神的な余裕を望む「T(Task−free)世代」、40〜49歳は理性的かつ計画的な「C(Conscious)世代」、50〜59歳は快適な暮らしを願う「H(Handy)世代」に分類された。

これと共に「理想と実用性」「個人的な楽しみと社会的参加」を基準に、韓国社会をリードする人々の関心類型を「文化享受型」「アメリカドラマ嗜好型」「環境親和型」「能力中心型」「情報電波型」「書き込み反射型」など6種に分類した。

第一企画は、「『アメリカドラマ嗜好型』は男性とホワイトカラー、『文化享受型』は女性に多い」としながら「『環境親和型』は年齢層が高いいっぽう、『書き込み反射型』は年齢が低く学生が多数を占める」と説明する。



parky@donga.com