プロ・バスケットボール、ＫＴ＆Ｇのチュ・ヒジョン選手（３０）は、年を取るにつれ若返っているようだ。
５日、安養（アンヤン）の宿舎で会った彼女の前髪は、このごろ女子中学生たちに人気の「おかっぱヘア」だった。チュ・ヒジョンは、「３歳の娘と同じスタイルにしたんです」と言いながら笑った。
彼女女は疲れを知らない。１０月３０日、プロ・バスケットボール史上初の５０００競技出場記録を立てた。１９９７〜１９９８シーズンにデビューして以来、計５０８試合で欠場したのはわずか８試合だけ。まさに、「バスケットボール界の鉄人」だ。
●４０歳までプレーしたい
「シーズン開幕直前まで筋トレを続けて、身体を１２０％の状態で作っておきます。そうすれば、シーズンの終わりまで疲れません」
彼女には根性がある。三星（サムスン）時代、４０ｋｇの鉛のベストを着て宿舎と競技場を往来し、オフ・シーズンにも午後１０時まで、個人トレーニングをする。ユ・ドフンＫＴ＆Ｇ監督は、「止めさせたいくらい」だと話した。
「３５歳までは、今のようにプレーできると思うけど、その後は、（主力の座を）後輩に譲らなければなりませんね。でも、４０歳までは現役で頑張りたいです」
●後輩たちに踏ん張ってもらいたい
チュ・ヒジョンは現在アシスト２位、スチール７位で、チームを２位に導いている。
「（ガードたちの）実力は紙一枚の違いだ。優秀な外国人選手と信頼してくれる監督に出会えたか目立っているだけだ」と話した。
ＳＫの新人、金テスルについても、「比較されることで気を悪くはしない。ただ、誰が勝ってるとか劣ってるとは思わない」と言った。
もうアシスト王への野望も捨てている。しかし、後輩のヤン・ヒジョン選手に新人王を受賞してもらいたいとも話す。「弟のように思ってますから」。チュ・ヒジョン選手はユン・ヨンピ選手ルに続いてチームの最年長者だ。
「他のチームにいた時は、先輩によく叱られました。今の後輩たちにはお兄さんと呼ばれ、親しくしてます」
チュ・ヒジョンは、監督と選手の間、そして先後輩間のコミュニケーションが円滑なのが、チームの強みだと言った。
０１〜０２シーズンの三星時代、優勝経験のあるチュ・ヒジョンは、ＫＴ＆Ｇのユニホームを着ての初優勝を狙っている。「来月に二番目の子どもが生まれます。優勝して誕生プレゼントをしたいです」。
hic@donga.com
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