Go to contents

香港の年末は競馬が走る

Posted December. 10, 2007 03:07,   

한국어

8万5000人余りが一斉に叫ぶ中、名馬たちの競走が繰り広げられる。

9日、香港のシャティン競馬場。UAEの「ドゥバイワールドカップ」、米国の「ブリドスカップ」などとともに世界的な競馬大会に数えられる「キャセイパシフィック航空杯・2007香港国際競馬大会」が開かれた。

今大会で、UAEの王族がオーナーの「ラモンティ」が2000メートル優勝を果たした。ラモンティは今年最高水準(G1)の競馬大会で4冠を記録する成果を挙げている。

計73億ウォンの賞金がかかった今大会は、年末を飾る競馬フェスティバル。今大会を前後して大小の大会や国際競争馬の競売などさまざまな行事が開かれる。香港は今、競馬にヒートアップしている。

8日に開かれた香港国際競走馬競売では、香港の不動産事業家、ロチェウク氏が元全豪チャンピオンの血を引く2歳の馬を約8億4000万ウォンで購入し、この日の競売の最高価格を記録した。同日、競売平均価格は5億1800万ウォン。これは昨年より2.9%の上昇。国内産競走馬の競売最高価格は9600万ウォンで、平均約5000万ウォンだ。

香港ジョッキークラブは「競馬ファンに最高のサービスを提供することが大事」とし、世界最高水準の馬を導入し、国際大会も世界の最高水準で行っている。このような方法で、香港の競馬ファンを引き入れ、一年の売上高は12兆ウォンに迫る。韓国の2倍以上だ。

韓国では、掛け金が100〜10万ウォンに制限されているが、香港は1人当り最小10香港ドル(約1179ウォン)以上という設定だ。上限額はない。その代わり、競馬場関係者は「家を失うこともある」と言って笑う。無理な掛け金についての警告は、韓国も香港も同じだ。

しかし、香港での競馬は韓国とは違う。現場を訪ねた韓国馬事会関係者は「まず、競馬文化が韓国と違うということを感じた」と話す。香港のある主婦は「子供たちを連れて競馬場をよく訪れる」と言う。競馬が生活の中に定着しているため、競馬場を訪れることに後ろめたさはない。この点が最大の違いだ。韓国は、まだそうはいかない。賭博性の論争は依然としてある。

香港競馬は160年の歴史を通して、試行錯誤を経験してきた。「韓国でもこういう雰囲気は可能でしょうかね」と問う声もある。これは韓国競馬関係者とファンが、ともに努力すべき問題だ。



bluesky@donga.com