脳手術後に死境をさ迷っている崔堯三(チェ・ヨサム、35)を助けようとする心のこもった援助の手が相次いでいる。
韓国ボクシング委員会は28日、韓国プロ・ボクシング体育館協議会といっしょに崔堯三の治療費をつくるため募金運動をすることにし、預金口座(新韓銀行140−007−929850。預金者=社団法人韓国ボクシング委員会・02−980−3440〜2)を開設したと発表した。
競技途中、頭に怪我をして脳手術をしたことがあるという元プロ・ボクサーが500万ウォンを寄託するなど、すでに750万ウォンが集まり、全国ボクシング体育館からも治療費寄託方法に対する問い合わせが押し寄せている。
崔堯三が25日、試合の後で脳出血症状で手術を受けてから4日目の今も意識を取り戻すことができないでおり、治療費が雪だるまのように増えている一方で、ボクシング試合対戦料の中から1%ずつ積立てしておいた健康保護基金は、1000万ウォンしか残っておらず、募金運動が必要な状況だ。
一方、崔堯三は依然として意識を取り戻せないまま、脳のむくみがひどくなるなど、状態が好転しないでいると家族側は伝えた。
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