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胡錦涛主席、文化大革明を「10年内乱」と強く非難

胡錦涛主席、文化大革明を「10年内乱」と強く非難

Posted January. 02, 2008 07:16,   

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「文化大革明(文革)は、党と国家、人民に深刻な挫折と損失をもたらした10年の内乱だった」

中国の胡錦涛国家主席が最近、文化大革明をこのように強く非難した。胡主席を盟主とする第4世代の指導部は、これまで第2世代の頳小平や第3世代の江沢民と違い、比較的文革に寛大な立場を示してきた。

胡主席が文革を突然猛非難したのは、最近、改革開放30周年を迎え、貧富の格差などさまざまな社会問題が発生したことで、改革開放自体を否定する勢力が生まれることを牽制して、党指導部の路線をさらに明確にするためだという。

▲「文革は10年内乱」〓胡主席の文革非難は、昨年12月17日の共産党中央党校での演説でなされた。胡主席は、共産党第17回全国代表大会で、新たに中央委員や候補委員になった幹部の討論のための研修チームの開講に先立って演説を行った。

胡主席のこのような評価は、平素、第4世代の指導部の評価から大きく離れたものだ。第4世代の指導部はこれまで、文革を根本から否定した第2、3世代の指導部と違って、「文革はマルクス・レーニン主義と毛沢東思想の軌道から離脱したもので、毛沢東思想とは区別しなければならない」という態度を堅持していた。

改革開放30周年が近づき、市場経済の採択による貧富の格差と失業、住宅難、医療難、教育難などの各種社会問題が起こり、これを解決するために以前の指導部に比べて毛沢東思想に傾きつつ、毛沢東と文革を区分して、文革に対しても柔軟な立場を取っていた。

胡主席指導部は特に、昨年5月の文革40周年に、文革に対する様々な見解が表出されたが、どの見解にも同調せず、文革自体に対する討論や書籍の出版を封鎖する曖昧な態度を示した。

▲改革開放と中国独特の社会主義集中を強調〓胡主席は、文革を非難し、改革開放と中国独自の社会主義を堅持していくことを強調した。

胡主席は、「文革のために世界と中国の生産力の水準に大差がつくことになった」とし、「改革開放だけが、世界的な時代潮流に便乗して生きることのできる唯一の道だ」と強調した。

結局、改革開放だけが生産力向上と中国の現代化、人民の生活水準の向上を果たすことができ、中国独自の社会主義を発展させ、党が終始一貫して時代をリードして進める方法だということだ。

胡主席はさらに、「改革開放をすると言って、絶対社会主義制度を引き離そうというわけではない。改革開放とともに中国共産党の領導、社会主義、誤った思潮の排除など、中国独自の社会主義は堅持しなければならない」と強調した。

▲なぜ突然文革を非難するのか〓胡主席指導部がこのように突然文革を強く非難したのは、最近の政治民主化要求のほかに、一部で改革開放の成果を否定し、改革開放自体を非難する勢力が現われているためだという。

特に国家元老の一部が、貧富の格差や失業、住宅難などをあげて、改革開放以前に回帰しなければならないと主張するなど、現指導部が許容できる主張の水位を超えている。



orionha@donga.com