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LCD、韓国電子産業の新しい目玉産業として浮上

LCD、韓国電子産業の新しい目玉産業として浮上

Posted January. 16, 2008 07:26,   

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三星(サムスン)電子が昨年海外業績を含む連結ベースで1034億ドル(約97兆1960億ウォン)の売上高をあげ、史上はじめて年間売上高1000億ドルの大台を突破した。

本社ベースでも、昨年第4四半期(10〜12月)17兆4800億ウォン、年間では63兆1800億ウォンの売上高で、それぞれ史上最高を達成した。ところが、年間営業利益は前年比14%減となるなど、3年連続で減少している。

事業部門別では、液晶ディスプレー(LCD)が半導体部門の営業利益規模を史上初めて抜き、韓国の電子業種の目玉産業として浮上する可能性が高まった。

●売上高は順調、収益性は悪化

三星電子は15日、電機電子メーカーとしては、ドイツのジーメンスと米国のHPに次ぐ3社目として年売上高1000億ドルを昨年突破し、「グローバルトップ3」を達成したと明らかにした。

また、△連結ベースの年間売上高、△本社ベースの四半期の売上高、△本社ベースの年間売上高でも、それぞれ最高を記録したと付け加えた。事業部門別の連結ベースの営業利益でも、LCD部門が2兆1100億ウォン、デジタルメディア部門が1兆600億ウォンで、それぞれ2兆ウォン、1兆ウォン台に載せた。

ところが、半導体事業の低迷から営業利益は本社ベース、連結ベースでいずれも芳しくないようだった。

営業利益は昨年第4四半期が1兆7800億ウォン、年間で5兆9400億ウォン、前四半期および前年比それぞれ14%減となった。

とくに、Dラムメモリー価格の下落で苦戦を強いられている半導体部門は、第4四半期の売上高が前四半期より2%減少しており、営業利益は53%も落ち込んでいる。

しかし、海外のメーカーと比べると、利益でも善戦した方だと会社側は説明している。

三星電子のIRチーム長であるチュ・ウシク副社長は「電機電子分野のグローバル企業のうち、売上高で3位になったものの、利益面では1、2位のジーメスおよびHPを抜いている。来年には、1300億ドルの売上高をあげ、業種トップを達成する」と意気込んでいる。

チュ副社長は「昨年11兆ウォン近く投資したのに続き、今年は半導体分野に7兆ウォン、LCD分野に3兆ウォン投資するなど、11兆ウォン以上の投資を計画している」と述べ、市場環境の悪化にもかかわらず、攻撃的な投資に乗り出す方針を明らかにした。

●急浮上するLCD

半導体部門が伸び悩んでいるのを横目にLCDが韓国電子産業の目玉事業として急浮上している。

三星電子のLCD総括は、昨年第4四半期に直前四半期比37%増の9200億ウォンの営業利益を上げ、4300億ウォンに止まった半導体事業の営業利益規模をはじめて追い越している。

LCDは、同期間営業利益5800億ウォンを上げた情報通信部などを含め、会社の事業部門のうち最高の利益を生むドル箱事業として浮浮上してきた。

これに先立ち、14日、第4四半期の業績を発表したLGピリップスLCDも、四半期の売上高4兆3220億ウォンと営業利益8690億ウォンで市場最大の業績を達成した。

一方、15日三星電子の株価は市場の予想値を上回る業績発表が出たことが好感され、前日比7000ウォン(1.33%)高の53万2000うぉんで取引を終えた。



nex@donga.com