米景気の低迷への懸念や米国最大銀行、シティグループの196年の歴史上の最悪の実績悪化のニュースで、世界の証券市場は軒並み下落した。
16日、ソウル証券市場でのコスピ指数は前日より41.98ポイント(2.40%)下がった1704.97で取引を終え、1700ポイントを脅かした。コスダック指数も前日より21.89ポイント(3.25%)下がった651.36で取引を終えた。
韓国証券市場で株式を売った外国人たちが送金のためのドル買いに乗り出し、1ドルあたりのウォン相場は高騰(ウォン安)した。ソウル外国為替市場で、ドルに対するウォン相場は前日より4.30ウォン・ウォン安が進んだ940.10ウォンで取引を終えた。
日本の日経平均株価は前日より468.12円(3.35%)下がった13504.51円で取引を終え、05年10月28日以来の最安値を更新した。中国上海総合指数は2.81%、台湾の加権指数も2.96%下がった。これに先立って15日(現地時間)、ダウ指数は2.17%急落し、9ヶ月ぶりの最安値の12501.11となり、ナスダックも2.45%下がった。
同日米商務部は、昨年全体の消費販売増加率は4.2%にとどまり、ここ5年間で最低水準となったと発表した。シティグループは昨年第4四半期(10〜12月)の損失が、史上最大規模の98億3000万ドル(1株あたり1.99ドル)に達したと明らかにした。
米景気が悪化すれば韓国の輸出も減速せざるをえず、ただでさえ国際原油価格など原材料の高騰や物価高騰などで困難な状況におかれている韓国経済にさらに負担がかかるものと懸念される。
ssoo@donga.com kong@donga.com