
氷上競技場のフィギュア受講生は昨年初めに比べて倍増した。ソウル木洞(モクドン)アイスリンクは250人から400人に、ロッテワールド・アイスリンクは40人から80人に受講生が増え、講座数も増加した。高揚(コヤン)オウルリムヌリ冬休みフィギュア特講には500人あまりの志願者が殺到し、一部は登録すらできなかった。
●フィギュアで成功できるかも…ママの心が動く
木洞アイスリンク教育営業部のある関係者は、「昨年と比べると、受講生が目立って増えた。『金妍兒(キム・ヨナ)効果』でフィギュアが大衆化したようだ」と話す。
受講生の大半は小学生だ。小学校1年生の子どもを講座に送った金スジョン(36)氏は、「金妍兒が脚光を浴びた後、フィギュアに親しみを感じた。フィギュア選手でも成功できるという期待感が、父兄たちの心を動かしている」と述べた。
特徴は、受講生の90%以上が女子ということ。ある講師は、「とにかく金妍兒のようにしてほしいと言いながら、子どもたちの手を引っ張って来る父兄もたびたびいる」と教えてくれた。
●90%が女子…一時的現象の懸念も
一方では、フィギュア熱風が一時的な現象にすぎないとの憂慮の声もある。数年前、安賢洙(アン・ヒョンス)、金東聖(キム・ドンソン)などショートトラック選手たちが冬季五輪と世界選手権を席巻した時は、ショートトラックを学ぼうとする学生たちが列を成した。
当時、ショートトラックとフィギュア講座の割合は8対2程度だったが、今は半分以上の講座がフィギュアとなっている。
高陽市施設管理公団のアン・ギョンチャン首席主任は、「安賢洙熱風が金妍兒シンドロームに変わり、フィギュアに関心が移した。次はどんな種目がブームになるだろうか」と述べた。
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