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検察が金国情院長捜査へ方針、来週にも着手か

検察が金国情院長捜査へ方針、来週にも着手か

Posted January. 19, 2008 05:44,   

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金万福(キム・マンボク)国家情報院長が、北朝鮮の金養建(キム・ヤンゴン)統一戦線部長と交わした対話録と訪朝背景経緯報告書を中央(チュンアン)日報と元国情院職員ら14人に流出したことに関連して、検察が金院長を捜査する方向性を固めたことが18日、わかった。

検察のある関係者は、「内部的には『捜査しなければならないのではないか』という意見が多いと認識している」と伝えた。

対話録と報告書の内容が機密に当たるかどうかについて、法務部や最高検察庁、ソウル中央地検などの意見を総合した結果、検察は金院長に対する捜査が避けられないと判断したという。

内部的にこのような結論を下した検察は、早ければ来週初めにも最終方針を決め、金院長に対する捜査方針を明らかにする予定だ。

検察が金院長捜査の方向に傾いたのは、流出した対話録と訪朝背景経緯報告書の内容に、国家機密と見るだけの内容が含まれており、その内容が公開されれば、対北朝鮮交渉力など国益を侵害する素地があると判断したことによる。

また、△金院長が大統領職引継委員会に報告した訪朝背景経過報告書をそのまま中央日報と知人に流出し、△対話録よりも報告書の内容に敏感な内容が多く含まれた点なども、重要な変数になったもようだ。

検察が捜査に着手すれば、金院長は少なくとも公務上機密漏洩(ろうえい)容疑で刑事処罰される可能性が高い。

検察は、文書の機密性の有無とは別に、金院長が第17代大統領選挙の投票日の前日である昨年12月18日に平壌(ピョンヤン)を訪れた目的などについても同時に捜査を進めるものと予想される。

国情院はこれまで、「南北首脳会談当時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が植えた木の標示石の設置のために金院長が訪朝した」と説明している。



needjung@donga.com