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大リーグのリュ・ジェグク「今季が最後のチャンス」

大リーグのリュ・ジェグク「今季が最後のチャンス」

Posted February. 06, 2008 03:09,   

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「今年が最後という気持ちで頑張ります」

5日、ソウル城東区杏堂洞(ソンドング・ヘンダンドン)の徳寿(ドクス)高校(旧徳寿商業高)の校庭。2人の男が運動場をもくもくと走っていた。米メジャーリーグ、タンパベイ・デビルレイズの投手、リュ・ジェグク(25、写真)が母校で実兄ジェソン氏と個人練習をしていた。2人は2時間にわたってランニングやキャッチボール、投球練習に励んだ。

気温が氷点下に下がったものの、リュ・ジェグクの額には汗がにじみ出ていた。その目つきは厳しさを帯びていた。昨年までは冬季に韓国に帰国したときはゆっくり休んでいたが、今年は1月から体作りを始めた。変化球の制球力にも磨きをかけた。今季の大リーグは彼にとって最後の「チャンス」だからだ。

「もう来るところまで来たという感じです。大リーグの舞台で、自分が持っている最大限の能力をアピールするつもりです」

リュ・ジェグクは昨年1勝2敗、防御率7.33に止まり、マイナーリーグに格下げになるなどした。2001年、韓国の高卒投手としては最高待遇の契約金160万ドルでシカゴ・カブスに入団した。しかし「これまで自信がなく、怠けていた」と打ち明けた。

リュ・ジェグクは心を鬼にした。旧正月の連休明けに米フロリダのスプリングキャンプに合流して自分の全てを出し切って、大リーグの25人ロースター入りを目指す決意だ。

昨年は北京五輪に向けたアジア予選代表メンバーだったが、今年3月予定の大陸別プレーオフに出場する代表メンバーからは外された。リュ・ジェグクは、「大リーグで良い成績を上げた後、胸を張って代表チームに合流したい。言葉ではなく、行動で示したい」と明るく笑った。



beetlez@donga.com