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[社説]李明博政府なのか、孫鶴圭政府なのか

[社説]李明博政府なのか、孫鶴圭政府なのか

Posted February. 13, 2008 07:37,   

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新政府スタートまで残すところあと12日。李明博(イ・ミョンバク)当選者の大統領職引継ぎ委員会が、現行18部4処の政府組職を13部2処に縮小し、「充実した有能な政府」を作ると約束したのが先月16日だ。ほぼ1ヵ月が経過した。しかし、新政府組職再編案は、国会多数派である大統合民主新党の反対で、まだ国会を通過していない。長官候補者の人事聴聞会の日程などを考慮すると、13日が事実上新政府「定時スタート」の期限だ。このままでは、国政の停滞は避けられない。

孫鶴圭(ソン・ハクキュ)新党代表に聞きたい。25日午前0時を期に発足する次期政府が、李明博政府なのか、それとも孫鶴圭政府なのか。新党は引継ぎ委が拙速に再編案を作成したと言うが、次期政府5年を「成功した政府」にするために悩んだ人々は誰なのか。それとも、李当選者が「失敗した大統領」になるために、破滅への知恵を出したとでも言うのか。孫代表が大統領に当選したなら、そのような「自害」をするだろうか。

政府組職モデルに正解などない。李当選者は13部2処を「小さな政府」と主張しているが、省庁のいくつかの機能と組職を統廃合したからと言って、小さな政府と言えるのか疑問だという見方もあるほどだ。

新党は、ハンナラ党が統一部廃止を撤回すると、女性家族部、海洋水産部、農業振興庁(農振庁)も存続させるよう要求している。該当省庁の存廃の当否を離れ、国政は眼中になく、ただどうすれば女性、漁民、農民票を一票でも獲得できるかという総選挙戦略しか頭にないような態度だ。

孫代表は、間違っていると否定する自信があるのか。女性部、海洋部、農振庁がなければ、国がどうなると考えるのか。孫代表は、新党が本当にそれだけ研究して悩んだと胸に手を当てて言えるのか。大統合民主新党と民主党は一昨日、両党の合同に合意した。決して容易ではない作業だっただろう。孫代表が果たして政府組職再編案を十分に考える余裕があったのか疑わしい。