現代(ヒョンデ)自動車が海外市場で好評を博しており、年明けから「三重のグッドニュース」が続いた。現代自動車は15日、「アクセントGLE(ベルナ)」モデルが、インド政府の公式車両として最近選定されたと明らかにした。
現代自動車のインド法人によると、インド専用モデルのアクセントGLEは、最近インド常務部傘下機関と中央購買および品質認証機関からインド全域のすべての政府省庁で使うように了承を得た。会社側は、これらの機関の評価および登録過程が厳しいため、政府のみならず一般消費者からも高い信頼を得ることになった説明した。
現代自動車インド法人のアルビンド・サクセナ・マーケティング副社長は、「政府機関が公に認めた自動車メーカーとして位置づけられ、大きな光栄だ。アクセントGLEは、高燃費の小型車を求めるユーザーにぴったりのモデル」と紹介した。
現代自動車のインド法人は、昨年急速に拡大するインド市場を攻略するため、アショーク・クマル・ザ前インド財務部次官を現地法人の社長として迎え入れることを決めた。当時新任だったザ社長は、インドの政財界の要人にも幅広く顔の利く人物だったため、マーケティングおよび対政府業務にも力を貸してもらうことができると期待された。
ロシアからも朗報が届いた。
外電によると、現代自動車の「アクセント(旧型ベルナー)」は、ロシアで1月輸入車の販売トップとなった。ロシアの「ヨーロピアン・ビジネス・アソシエーション」も最近、ロシアでアクセントへの需要が1年で倍増していることを明らかにしている。
一方、「i30」もスペインで「今年の車(2008 Car of the Year)」に選ばれ、注目されている。
「今年の車」は、スペインの新聞、専門雑誌、テレビなど多様な有力マスコミのジャーナーリストたちが車両のデザイン、性能、安全性、信頼性などに対する評価を通じて選定する。
今回の評価で「i30」は、総点220点をもらい、「フィアト500」(52点、2位)、「フォード・モンデオ」(36点、3位)などと大きく水を開け、第1位を手にした。
とくに、「i30」は「今年の車」の選定以来、最大の得票数を記録し、アジアのブランドとしてははじめて「今年の車」に選定され、大きな注目を浴びていると会社側は説明した。
現代自動車の海外営業本部の関係者は「スペインでの『今年の車』受賞で、現代自動車の世界的なブランド価値が上昇するものと期待する。今後、これをバネにし、広告、キャンペーンなどを通じた攻撃的なマーケティングを繰り広げる方針だ」と意気込んでいる。
昨年6月スペインで披露した「i30」は、同年4469台が売れており、9月から欧州全域に本格的に発表され、計2万4727台が販売された。
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