米海軍が20日午後10時26分(米東部時間)、太平洋海上の巡洋艦から迎撃ミサイルを発射し、制御不能で落下中だった偵察衛星を大気圏外で撃墜したと、米国防総省が発表した。
AP通信などの外信は、巡洋艦「レイク・エリー」から発射されたSM3型ミサイルが、3分程飛行した後、210キロ上空で偵察衛星に命中したと、米国防総省の発表を引用して報じた。
いっぽう、中国外交部の劉建超報道官は21日、論評を通じて、「今回の迎撃が宇宙空間と他の国々の安全に悪影響を及ぼしたかどうか注視する」と述べ、「米国は、撃墜に関する資料と情報を関係国に提供しなければならない」と主張した。中国やロシアなどは、事実上他国の衛星を撃墜するためのミサイル防衛(MD)システムの一環だと批判してきた。
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