北朝鮮が、最近実施されている「キー・リゾルブ」演習と野外機動演習「フォール・イーグル」などの韓米合同年例軍事演習を「核戦争演習」と規定し、可能なすべてのチャンネルを動員して連日非難声明を出している。
北朝鮮の外務省報道官は3日、「今回の演習は、その規模から見ても性格から見ても、わが共和国を武力で攻撃するための核戦争練習だ」と述べ、「すべての抑制力をさらに強化するなど、必要な対応措置を講じる」と語ったと、朝鮮中央通信が報じた。
同報道官はインタビューで、「韓国を占領する米軍と米国本土から派遣された米軍が、韓国軍とともに参加し、米海軍の原子力空母『ニミッツ』や原子力潜水艦『オハイオ』をはじめとする最新軍事装備が投入された」と語った。
北朝鮮の対韓国機構である祖国平和統一委員会も3日、「自衛的措置を取っていく」と話していると、同通信は伝えた。
これに対して韓国国防部関係者は、「両演習は、韓半島の有事に備えて韓国地域を防御するために実施する年例演習であり、北朝鮮の『核戦争演習』云々はまったく事実ではない」と述べた。
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