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鄭夢準氏、党代表選出に意欲示す

Posted March. 19, 2008 03:02,   

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ハンナラ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)最高委員は18日、「全国党大会は党の指導部を構成する6人の最高委員を選ぶことだが、そのうちの一人が代表だから、代表であろうと最高委員であろうと、選ばれることがあれば光栄だ」とし、党代表選出に意欲を示した。

鄭最高委員は同日、MBCのラジオ番組に出演し「全国党大会で、私には基盤がないが、それでも積極的に参加する方向で考えてみる。ソウル銅雀乙(トンジャクウル)で当選すれば、地方区の住民とソウル市民の皆様の意見を集めて決める」と話した。

鄭最高委員の党代表選びへの意欲表明はすでに予想されていた。しかし予想より早かったために電撃的という声が上がっている。

鄭最高委員は続いて、「蔚山(ウルサン)で選挙に出馬したなら6期目を迎えることになるが、ソウルでは(当選すれば)初当選議員だ」として、「米国のバラック・オバマ上院議員が1期目だが、弱みと偏見を乗り越えて民主党の有力な大統領選候補になったのではないか」と話した。

鄭最高委員のこの発言は、ソウル銅雀乙の出馬に、党代表を超え次期大統領選への挑戦の意志をにじませたものと受け止められる。このため、鄭最高委員にとって「ソウルでの初当選」の持つ意味は、これまで蔚山東区で築いてきた5期とは比べものにならない。

鄭最高委員は東亜(トンア)日報の電話インタビューに応じ「ローマの哲人、セネカは『公職は死のようなものであり、肩書きというものは、得るために躍起になることが最も愚かだが、受けるべき時に避けるのも愚かな行動である』と語った」とし、「しかし今は銅雀乙で勝利しハンナラ党の過半数の議席確保に寄与することが急務」と話した。

首都圏のある1期目の議員は、「鄭最高委員が銅雀乙の出馬を決めたのは今回の総選挙を次期大統領選プロジェクトの重大な出発点にするという意味」と推測する。

鄭最高委員は総選挙で当選さえすれば、党代表選レースで有利な地位に立つ可能性が高い。ある党幹部は、「鄭最高委員本人の政治的力量によっては党内『反・李在五(イ・ジェオ)』及び『親・朴槿惠(パク・グンヘ)』の勢力と若手グループまで取り込む代表ランナーになる絶好のチャンスにすることもできる」と予測した。

銅雀乙で選挙運動を始めてから2日目の18日、鄭最高委員はソダル山の湧き水の給水所付近で住民たちに挨拶をした後、地下鉄のイス駅で出勤する会社員たちと握手を交わしながら支持を訴えた。午後にはマンションと商店街、老人ホームなどを休むことなく訪問した。毎日午前6時頃に家を出て夜12時過ぎに帰るなど、かつてないハードな日程をこなしている。

鄭最高委員側の関係者は、「総選挙は大統領選挙と違い、投票率が低いため、統合民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)候補より世論調査の結果が良いからといって、結果を楽観することはできない」と話した。



taylor55@donga.com