Go to contents

坡州市の超高速事業承認、ビジネスフレンドリー行政の模範に

坡州市の超高速事業承認、ビジネスフレンドリー行政の模範に

Posted March. 26, 2008 03:03,   

한국어

書類が受け付けられてから承認されるまで2時間4分がかかった。通常、15ヶ月はかかるとされる事業申請だった。

決裁の欄には市長の名前が真っ先に記載されていた。続いて助役→団長→課長→チーム長の順で署名がなされていた。

梨花(イファ)女子大学が25日に申請した坡州(パジュ)キャンパスの建設事業は、このように瞬く間に処理された。「行政における規制の電柱」の抜き取りは、いくらでもできるということが示された事例だ。

坡州キャンパスは月籠面英太里(ウォルロンミョン・ヨンテリ)のキャンプエドワード周辺の85万平方メートルに建設される。主に教育や研究施設を作る。事業承認を受けられれば土地を買い取り、工事を開始することができる。問題はその前に、さまざまな機関と打ち合わせをしなければならないことだ。

京畿道(キョンギド)や農林水産食品部、文化財庁、漢江(ハンガン)流域環境庁…。経なければならない機関が1、2ヶ所ではなく、法令も複雑で、方々を回れば15ヶ月ぐらいはかかる。まず、事業承認を申請すれば、坡州市の内部での検討を経て、京畿道の都市管理計画の決定を受けるだけでも3ヶ月ぐらいは必要だ。同手続きが終われば、環境、交通、災害などの影響評価や実施計画の認可までさらに1年がかかる。

坡州市は梨花女子大学が事業申請書を出すよりもずっと以前から、その歩調を合わせてきた。地域発展に貢献する事業なのに、行政の手続きが「規制の電柱」となっては困るという判断から、処理期間を前倒しにすることを決めた。

行政安全部の米軍供与地開発事業の承認手続きが進んだ昨年1年間を利用して、関連省庁とあらかじめ実務協議を行った。

06年、梨花女子大学とキャンパス設立に関する覚書を締結し、タスクフォースを作ったためにできたことだった。坡州市と梨花女子大学は1週間おきに実務会議を行い、状況をチェックした。

坡州市は同日午後3時半頃、承認内容を告示した。事業を実施しながら法的な後続手続きをとる条件をつけた。

そのおかげで梨花女子大学は、本来なら15ヵ月後、最終承認を受けてから可能となる土地の買付けを同日から開始できるようになった。梨花女子大学は学校の発展、坡州市は地域発展の新たなきっかけを作る「ウィンーウィン」の日となった。

公務員たちが心さえ入れ替えれば数時間で許認可が降りるこのような坡州市の事例は、結局、企業に該当自治体に投資したいと思わせることから、「ビジネスフレンドリー行政」の模範事例として取り上げることができる。



argus@donga.com