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石炭公社など公企業で汚職、監査院調査で判明

石炭公社など公企業で汚職、監査院調査で判明

Posted March. 27, 2008 08:13,   

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「倒産した会社に投資、採用点数改ざん、取引先の金で平日ゴルフまで…」

監査院が26日に公表した一部公企業の汚職例だ。監査院は今月10日、韓国電力など31の公共機関に対する予備調査を終え、24日から本監査を実施してきた。

監査院によると、大韓石炭公社は昨年4月、偽の文書を作ってまでして資金を集め、倒産した建設会社に計1800億ウォンを支援した。また、証券預託決済院は新入社員採用の際、面接と筆記試験の点数を改ざんし、合格の可能性があった候補者を5名も脱落させたことが分かった。

これを受け、監査院は26日、石炭公社社長や証券預託決済院社長ら、汚職の疑いが持たれた約10名について、検察に捜査を依頼したと発表した。

政府は大々的な今回の監査を通じ、公企業を統廃合・民営化対象などに分類する予定だ。これは政府による大々的な公企業改革に先駆けた布石だという見方が強い。

▲倒産会社の手形を買い入れ〓石炭公社は昨年4〜5月、施設投資に使用する借入金418億ウォンを用途変更の承認なしに倒産したM建設会社の手形購入に使った。石炭公社は続いて、この会社の手形が取引中止になり、投資金全額が損失となる恐れが生じると、職員の退職金の中間清算のため1100億ウォン相当の資金が必要だという偽の文書まで作って社債を発行した。昨年6〜11月、31回にわたってM建設会社に低利で1800億ウォンを支援し、結局、同社の倒産を阻止したことが明らかになった。

この過程で担保も確保せず、3月現在、貸与金の残額1100億ウォンが全額回収できるかどうか不透明な状況だ。

監査院は、石炭公社社長ら関係者4名を業務上背任の疑いなどで検察に捜査を依頼した。

▲採用点数の改ざん〓「神様に授けられた職場」と呼ばれ、毎年志願者が殺到する公企業で、採用点数を改ざんする事件も発生した。証券預託決済院は昨年の下半期、新入社員を採用する際、選抜の最終段階の役員面接の点数表を23ヵ所も改ざんし、合格順位内にあった5名を脱落させる代わりに、合格順位外だった5名を合格させた。

筆記試験の点数も改ざんしたことが明らかになった。11名を脱落させ、脱落対象の14名がその次の段階の実務陣による面接が受けられるようにした。監査院は、証券預託決済院社長ら6名を、私文書偽造および行使、業務妨害などの疑いで検察に捜査要請した。

▲取引先の金で平日ゴルフ〓60あまりの取引先から「親睦向上」を名目に年会費を受け取り、この金でゴルフをした公企業もある。

韓国産業銀行の子会社、産銀キャピタルは、職員の名義で口座を開き、融資・リースなどを受けた60あまりの取引先から親睦を図るとして年会費30〜100万ウォンを振り込ませ、直接管理した。3月現在までに集まった会費は計1億2000万ウォンで、7000万ウォンはすでに使い、5000万ウォンが残っている。

この金で、同社の役員が取引先の社長らとともに、2005年から毎年2、3回ゴルフをしていたことが分かった。

監査院は、公企業予備調査期間だった21日午前から22日午後まで、済州(チェジュ)のゴルフ場で産銀キャピタルの役員5名が取引先の社長17名とゴルフをし、経費を会費から払っていたことを摘発し、現在、接待の性格があったかどうかについて調べている。



kimhs@donga.com