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申被告に懲役1年6ヵ月学歴偽造事件1審宣告

申被告に懲役1年6ヵ月学歴偽造事件1審宣告

Posted April. 01, 2008 06:09,   

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学歴偽造問題を起こした申貞娥(シン・ジョンア)被告(36・女)に、裁判所は1審で懲役1年6ヵ月を言い渡した。また、職権乱用の容疑などで逮捕起訴された元大統領政策室長の卞良均(ピョン・ヤンギュン)被告(59)には懲役1年に執行猶予2年、社会奉仕160時間が言い渡された。

ソウル西部地裁刑事1単独の金明燮(キム・ミョンソプ)判事は、31日に開かれた判決公判で、「申被告は米カンザス大学3年中退という学歴が全てだったにも関わらず、『カンザス大学を卒業してエール大学の博士課程に入学した』と学歴を捏造して、大学の非常勤講師に任命され、光州(クァンジュ)ビエンナーレの芸術監督に選ばれるなど、業務を妨害した」と述べ、上のように言い渡した。

学歴を詐称し、美術館の公金を横領した容疑で拘束起訴された申被告は、判決が行われる間、微動だにせず、判決の内容に耳を傾けていたが、判決が言い渡されると、がっくりとうなだれた。

裁判部は申被告に対して、「成谷(ソンゴク)美術館の学芸室長として在職しながら、企業の後援金など計2億ウォンを横領した容疑が認められる」と付け加えた。

しかし、「エール大学博士号」の偽造容疑については、「申被告が博士号をいかなる方法で直接偽造したかがはっきりせず、公訴事実を特定できない」として、公訴を棄却した。

卞被告に対しても、「卞被告と申被告は二人とも愛し合う恋人関係にあったが、独立した家計を持って生活するなど、経済的な支援は行われておらず、(学歴偽造などを)共謀したとはみなせない」と容疑を認めなかった。

裁判部はまた、卞被告が金錫元(キム・ソクウォン)元双龍(サンヨン)グループ会長の釈放の依頼と共に、金元会長側から3億ウォンを受け取ったという容疑についても、「金を渡したという金元会長と夫人の朴ムンスン成谷美術館長の供述がかみ合わないなど、信頼性に欠けている」と無罪を言い渡した。

しかし、卞被告が個人の寺である蔚州郡(ウルジュグン)の興鄹(フンドク)寺に特別交付税を支援するよう圧力をかけるなど、企画予算処長官として在職していた当時、職権を乱用して権利を行使した容疑は有罪とする判決を下した。

裁判部は、「卞被告は興鄹寺の事実上の所有者であり、東国(トングク)大学理事長のイム・ヨンテク氏からの依頼を受け、関係省庁に圧力をかけて、10億ウォンを支援させ、自分の妻の通う普光寺(ポグァンサ)にも特別交付税を支援するように、該当省庁に圧力をかけた」と明らかにした。

裁判部は「量刑に先立って、『持てる者の謙遜』についてもっとも考えさせられた。持てる者の喜びは周辺の人々にまで広がるべきだが、被告らは二人とも権力者でありながら、周辺の人々をかえって不幸にした」と語った。

同日の判決で、申被告側の弁護士は、「実刑が言い渡されたが、学歴詐称などを除いてはほとんど無罪が言い渡され、この程度なら満足する」と述べた。

一方、裁判部は同日、イム・ヨンテク(56)東国大学理事長と朴ムンスン館長にはそれぞれ懲役10ヵ月に執行猶予2年、社会奉仕120時間を言い渡した。



hyejin@donga.com