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選挙終盤戦の混濁・過熱の兆し

Posted April. 07, 2008 04:39,   

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4・9総選挙が終盤戦に突入し、選挙戦が金品および接待の提供、ライバル候補に対する無差別な誹謗・暴露、地域感情の刺激などで混乱し、極度の混濁ぶりを呈している。

与野党は選挙を3日後に控えた6日、一日で約数十件の論評を出し、不正選挙攻防を繰り広げた。

▲金品接待提供の攻防〓親朴連帯の金一潤(キム・イルユン=慶尚北道慶州)候補陣営の選挙運動員の金品ばらまき事件を捜査中の慶北地方警察庁は6日、金候補陣営の選挙関係者ら10人を選挙運動費などの名目で金を受け取った容疑で緊急逮捕した。

また警察は、前・現職の慶州(キョンジュ)市議員ら金候補陣営の選挙運動員6人に対して家宅捜索を実施するなど、捜査を拡大している。

京畿道一山(キョンギド・イルサン)警察署は6日、地域の社会団体長たちと食事をして支持を頼んだ容疑(選挙法違反)で、民主党の韓明淑(ハン・ミョンスク=一山東区)候補の選挙運動員金容疑者(51)を書類送検した。

金容疑者は先月29日、京畿道高陽市(コヤンシ)のあるレストランで、地域の社会団体長ら11人と食事をし、韓候補への支持を依頼して食事代27万ウォンを支払った容疑を受けている。

民主党の金振杓(キム・ジンピョ=水原霊通)候補側は6日、ハンナラ党の京畿道支部が前日、金候補を公職選挙法違反の容疑で告発したのに対抗して、ハンナラ党の朴賛淑(パク・チャンスク)候補を同じ容疑で告発した。

金振杓候補側は、「朴候補陣営が、朴候補の肉声が録音された広報メッセージを、電話自動音声機能(ARS)を通じて流す方法で選挙運動をしている。これは、録音機などを利用した選挙運動を禁じる選挙法に違反している」と指摘した。

ハンナラ党の金大殷(キム・デウン)副報道担当者は論評を通じて、「金振杓候補が巨額の選挙運動資金を組織的にばらまき、不法選挙運動を助長して波紋が広がっている。ハンナラ党の京畿道支部で金候補の不法選挙運動の現場の録音およびCD原本を確保し、検察に告発状を提出した。これを金候補側が虚偽の事実だと言って法的対応に出るのは、厚顔無恥の行動だ」と非難した。

慶尚南道金海乙(キョンサンナムド・キムヘ・ウル)では、国会の出席率をめぐる論議が法律攻防に発展した。

同地域の現役国会議員である民主党の崔迵国(チェ・チョルグク)候補は6日、ハンナラ党の宋銀復(ソン・ウンボク)候補を公職選挙法上虚偽事実公表と刑法上虚偽事実流布による名誉毀損の容疑で、ソウル中央地検に告発状を提出した。

崔候補側は告発状で、「宋候補が国会議員候補討論会で、崔候補の議政活動の平均出席率が27%で、10回中7、8回は欠席したという内容の虚偽事実を公表した」とし、「崔候補は、任期4年の間、平均本会議の出席率が87.85%、常任委出席率は76.03%で、誠実に議政活動に臨んだ」と主張した。

これに対して宋候補側は、「言及した国会出席率は、国会専門監視サイトで公開された情報を引用したもので、何の欠陥もない。このような告発状を提出した崔候補に対して、告発などの法的手続きを踏む考えだ」と反駁した。

▲不法監視も泥仕合〓ライバル候補の不法選挙運動の現場を摘発しようと、各候補陣営も必死だ。

釜山沙下乙(プサン・サハ・ウル)から出馬したA候補者は、普段約10人で構成される独自の選挙監視人員を30人に増やした。

釜山衿井(キムジョン)から出馬したB候補者は、ライバル候補陣営や支持者たちが事務所に密かに金品を置くことに備えて、独自の宿直チームを編成している。

特に、劣勢に追い込まれた候補の陣営は、「終盤の一発逆転」を狙って、2、3人ずつの監視チームや密かに活動する別動隊を構成し、ライバル候補の核心人員に対して24時間の密着監視を行なっているという。

互いに監視が激しくなり、一部地域では、運動員どうしの衝突も頻繁に起っている。

光州(クァンジュ)から出馬した無所属のC候補者の陣営は6日に声明を出し、「4日午前、我々の不正選挙監視団員が、ライバル候補陣営の関係者3人に監禁・暴行され、住民登録証と手帳、録音機まで奪われた」と明らかにした。

これに対してライバル候補側は、「選挙運動中、正体不明の車が尾行をしていたので、身元を確認してみると、ライバル候補の選挙運動員だった。その過程で、軽いいざこざはあったが、監禁・暴行は根も葉もない主張だ」と反駁した。



sys1201@donga.com leon@donga.com