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「刺激的な応援歌は問題」vs「口先だけでクリーン・サポーティング」

「刺激的な応援歌は問題」vs「口先だけでクリーン・サポーティング」

Posted April. 10, 2008 06:45,   

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最近、暴力事件まで起こしたプロサッカー、FCソウルと水原三星(スウォン・サムスン)の応援団が13日、ソウル・ワールドカップ競技場で再度、大規模な応援戦を準備している。

FCソウル応援団の中心グループである「守護神」は約1万5000人、水原三星の「グランブルー」は約3万人を擁する(内部試算)大規模団体だ。2日、水原のファンがソウルのファンに暴行を受けて以来、両チーム応援団の緊張は高まる一方だ。

守護神サイドは、水原の応援歌は問題だと指摘している。グランブルーはゲーム中に、「死んでしまえ」「犬と破倫」など刺激的な内容の応援歌をうたう。守護神の李ウォンジェ(40)会長は、「こんな刺激的な歌をうたい続ければ、事故が起こるのは当然」と自制を促した。

これに対し、グランブルーの朴ジャンヒョク(33)会長は、「『死んでしまえ』はもともと、競技場で相手チームが悪質な行動をした時、これを制裁するために作られた歌だ。野次を浴びせるより、むしろこういう歌で解消した方がいいと判断したためだ」と説明する。朴会長は、「この歌の回数を少しずつ減らしている。必要な時でなければ歌わない」と話す。

「破倫」という内容の歌は、FCソウルのフランチャイズ移転に関係がある。朴会長は、「安養(アンヤン)LGがソウルに本拠地を移転したさい、サッカーファンの意見を無視した。サッカーファンとして謝罪を促す意味でうたう歌」と述べる。

守護神サイドはこれを、感情的に受けとめる。「フランチャイズと関係なく、単にソウルのチームが好きで応援しているだけなのに、『破倫』と非難されるのはひどい」。

一方、朴会長は、ソウルのファンが最近、「安貞桓(アン・ジョンファン)野次事件」「焼酒ビン投てき事件」「殴打事件」など暴力的な姿勢を見せていることに、批判的な姿勢を示した。守護神サイドが、「クリーン・サポーティング」を標榜し、他のチームの応援文化を非難していながら、実際の行動がクリーンでないということ。

李会長は、「クリーンな応援文化の定着を目標とする『クリーン・サポーティング』は、きちんと推進している。ただ、一部のファンの行動という枝葉のために、ソウルのファン全体の努力が認めてもらえていない。問題を起こしている一部の過激ファンに対しては、競技場立入禁止などを警告するなど、自浄努力を強化している」と話す。

守護神とグランブルーの両サイドは、競技場外での暴力は絶対にあってはならないという意見を共有している。だが、これは感情的対応を自制できるかどうかがカギになる。李会長は、「両チームの応援団には対話が必要だ」と言い、朴会長は、「背景が理解できれば、対話で解けない問題はない」と話している。



bluesky@donga.com