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「少年兵に人肉を食べさせ、家族を殺害するように強要」

「少年兵に人肉を食べさせ、家族を殺害するように強要」

Posted April. 18, 2008 03:21,   

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「・・・私は三日間、何も食べていませんでした。彼らから、誰が『食材』になるのかと訊かれた時は冗談だと思ったんです。ところが、本当に私たちの中から一人の女の子を殺し、彼らはそれで作った料理を私たちに食べるよう強要しました」(13歳少女)

「彼らが私の首に傷口をつくり、そこから薬草みたいなものを擦り込まれると頭が混乱しました。それからは家に帰りたくなくなりました。その不思議な気分をまた感じたいと思うようになったんです。その変な薬草を燃やすことで、人を殺すことに対する恐怖も感じなくなりました」(17歳少年)

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルなど六つの人権団体で構成された少年兵禁止連合(CSUC)が最近、ウガンダの反政府軍「神の抵抗軍(LRA)」に拉致され少年兵にさせられた後に釈放された子供たちの悲惨な体験談をまとめた報告書を、ホームページに発表した。LRAは司令官のジョセフ・コニをトップに、これまで、2万5000人を超える子供を拉致し、現在も、1000〜3000人を拉致しているという。

CSUCは、03年に拉致されてから釈放された男女の少年兵116人にインタビューを行い、彼らが体験した内容と、その時に感じた感情、後遺症などについて詳しく紹介している。

少年兵たちは拉致された直後から、ずっと酷い暴力に苦しめられ、少女の場合は、繰り返し性的暴行を受けていた。政府軍との戦闘に投入されることはもちろん、食事を作らされたり、村に下りて情報収集を行う活動にも投入された。反政府軍は、彼らに軍事演習と武器の使い方を教える際には、仲間の少年兵を直接殺させるなどのこともあったという。重い荷物を持って数日間も移動させられたり、何の理由もなく無差別に暴行を受ける場合も多かったという。

反政府は村を襲った後、少年兵たちに自分の家族を殺すよう強要したこともあった。ある少女は、「実の祖父を殺せと言われ、できないと断ったら、彼らは私をひどく殴った後、結局祖父を殺してしまった」と語った。

外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は最近、聖書を引用し、誘拐した少年兵たちに家族まで殺すよう強要する司令官のコニを、「最悪の宗教指導者」5人のうちの一人に加えた。

同報告書は、このように悲惨で衝撃的な経験を持つ少年兵たちが、釈放後も、日常生活に適応できない場合が多いと伝えている。いじめなどによって、学校に正常に通うことができないか、情緒不安、自殺衝動、悪夢などにうなされているという。自分の感情を調節できず、攻撃的で乱暴な行動が目立ち、ひどい場合は少年兵時代に戻りたがるケースもあったという。同報告書は、「相対的に年上の少年兵であればあるほど、このような問題がむしろ深刻に表われていた」と伝えている。

インタビュー対象者の86%が、少年兵時代に殴打や性的暴行などを受けたため、現在も健康状態に問題があるということもわかった。体内に打ち込まれた弾がそのままになっていたり、酷い殴打によって異常症状が見られた頭を治療せずに、深刻な状態にまで至ったケースも13%にのぼった。



myzodan@donga.com