ソウル中央地検公安1部(孔相勳部長)は1日、親朴連帯の総選挙比例代表1番の梁貞禮(ヤン・ジョンレ、31、女性)当選者の母親の金順愛(キム・スンエ、58)氏について公職選挙法違反の容疑で、事前逮捕状を請求した。
検察は、金氏に今年2月に公職選挙法改正の時に新設された「誰人も、政党が特定人を候補者に推薦することと関連し金品やその他の財産上の利益を提供するか、提供を受けてはならない」という内容の47条2項違反の容疑を適用させた。
こうした容疑で逮捕状が請求されるのは金氏が初めてとなる。判事による令状実質審査は2日午後3時、ソウル中央地方裁判所で行われる。
検察は比例代表公認の見返りとして党に金を渡す過程で、金氏が主導的な役割を果たしてはいるものの、梁当選者も公認の見返りとして党に金が提供されることを知っていたと判断し、金氏に対する逮捕状請求書に梁当選者を「共謀者」として指摘した。
検察が今後、梁当選者を母親の金氏と一緒に公職選挙法違反の共犯で起訴し、裁判所で100万ウォン以上の罰金刑が確定されれば、梁当選者は議員職を失うことになる。
検察によれば、金氏は梁当選者が比例代表1番の公認を受ける見返りとして3月27日に1億ウォン、3月28日に14億ウォンなど合計4回にわたって特別党費と貸し金の名目で17億ウォンを党に渡した疑いが持たれている。検察の関係者は「あらゆる情況において、公認の見返りとして提供された金だと見ている」と話した。
検察は梁当選者を比例代表1番に公認した経緯などを確認するために親朴連帯の徐鋻源(ソ・チョンウォン)代表に検察に出頭するよう通知した。検察は徐代表側と具体的な呼び出し日程を協議しているという。
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