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「盧前大統領は失敗した国家経営者」政治学界の長老が評価

「盧前大統領は失敗した国家経営者」政治学界の長老が評価

Posted May. 03, 2008 08:50,   

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「世の中を変えようとしたが、自分自身は変わらなかった。結局、コンプレックスのくびきを振り払うことができなかった。これが人間・盧武鉉(ノ・ムヒョン)の限界だ」

政治学界の長老、金浩鎮(キム・ホジン)高麗(コリョ)大学名誉教授が2日、著書「韓国の大統領とリーダーシップ」に「大統領盧武鉉」の項目を追加して出版した改訂版の中で、盧前大統領を「失敗した国家経営者」と決め付けた。金教授は金大中(キム・デジュン)政権で労働部長官を務め、統合民主党の母体となった大統合民主新党で今年初め、党刷新委員長を務めた。

金教授は、「盧前大統領のひどいコンプレックスが感性的排他性を帯びて、政権自体が集団コンプレックス症侯群を表わしていた」と指摘した。

「盧前大統領のコンプレックスは、道徳的な優越意識と理念への執着が加わって、『洞窟の偶像』に捉われて世論を無視し、国政運営が一方通行した。時には歴史が暴き出された。貧農の息子に生まれた貧乏コンプレックスが、彼を成就欲と権力意志に燃えるタイプの人間に作り上げた。勝負師的な優越感が、彼を傲慢と独善のワナに閉じこめ、弾劾の屈辱で心理的に傷つき、弾劾コンプレックスが加わった」

金教授は、弾劾コンプレックスの一症状として、「統治権を踏みにじられた屈辱を克服できず、ともすれば自制力を失って興奮すること」を挙げた。特に、「盧前大統領は、改革と破壊を混同したため、実験実習の過ちを免れることができなかった」とし、「新たな価値創造よりも、既得権と過去を破壊することに国政エネルギーを浪費してしまった」と主張した。また、政治への準備ができていない386世代を起用し、理念的偏執症と独善による時代精神の喪失が政権失敗の禍根となった、とも分析した。

盧前大統領の権威脱皮の努力については、「騙したり隠したりすることなく、大っぴらにする裸戦略」と評価した。

「暴言を吐いてまで、自分の俗物本性を隠すことなく露にした田舍者趣向が盧武鉉リーダーシップの実体だ。これは、権威主義に嫌気がさした庶民の心を捉えるのに十分だった。しかし、裸になった女体が神秘性を失うように、彼の『裸戦略』は惜しくもリーダーシップの体を失ってしまった。このようなリーダーにとって饒舌は、自害のブーメランとなった」



srkim@donga.com