ソウル地域の小中高校生8人のうち1人が肥満状態であるという調査結果が公開され、生徒の肥満に対する全般的な管理態勢が求められると指摘する声が出ている。
ソウル市学校保健振興院(振興院)が最近発表した学校保健年報によると、振興院が昨年4〜6月にソウル市内の小中高校6校ずつ、全部で18校の生徒8642名を対象に実施した調査の結果、13.1%(1133名)が肥満状態であることがわかった。
一般的に身長から100を差し引いた数字に0.9を掛けて出した標準体重より21〜30%超過していれば「軽度肥満」、31〜50%は「中度肥満」、50%を越えていれば「高度肥満」に当たる。
肥満判定が出た生徒のうち、軽度肥満は6.9%(600名)、中度肥満は5.3%(453名)、高度肥満は0.9%(80名)の割合だった。これは、2006年にソウル地域の小中高生8106名を対象に実施した調査で肥満生徒が12.2%(985名)だったのに比べてさらに増えたものだ。
学校別の肥満率は、小学校13%(566名)、中学校10.9%(220名)、高校15.3%(347名)と高校生の肥満が一番多かった。
小学校の場合、男児の16.3%(365名)、女児の9.6%(201名)、中学校は男子生徒の14.8%、女子生徒の6.8%(65名)が肥満だった。高校は、男子生徒19.3%(210名)、女子生徒の11.5%(137名)が肥満で、男子生徒の肥満率が女子生徒を大きく上回った。
一方、ここ20年間の小学校6年の男児は、身長が平均7.3センチが伸び、体重も10.6キロ増えた。
中学校3年生の男子生徒は、身長は6.1センチ伸びたが体重も10.1キロ増え、高校3年生の男子生徒も身長が3.8センチ伸び、体重は6.1キロ増加した。
振興院の関係者は、「栄養の取り過ぎや運動不足、増え続ける学習量とそれによるストレスなどで学生肥満が増えている」と分析した。
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