北朝鮮を訪問していたソン・キム米国務省コリア課長一行が北朝鮮のプルトニウム生産に関する膨大な量の資料を持ち帰り、北朝鮮核問題が新たな局面に展開した。
これを受けて、来月初めには、北朝鮮の核申告を検証する機構の構成と方法について話し合う次期6者協議が開催されそうだ。
北朝鮮でソン・キム課長らは、北朝鮮が中国に提出する核申告書の内容と、米朝間で交わす非公式文書に盛り込む内容などについて詰めの協議を行った模様だ。
北朝鮮は今週末か来週中に6者協議の議長国である中国に、核申告書を提出するとみられる。同じ時期に米国は、「行動対行動」の原則に沿って北朝鮮をテロ支援国リストから削除する方針を米議会に通報するとみられる。
米国務省は10日、報道官室名義で「北朝鮮が5月8日に平壌で、ソン・キム国務省コリア課長が率いる米政府代表団に1万8000ページの核プログラム関連文書を提供した」とし、「米国の検証チームと専門家たちが内容を徹底的に点検するだろう」と発表した。
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