ソウル中央地検・金融租税調査2部(禹柄宇部長)は17日、韓国資産管理公社(KAMCO)の信用支援部長・金鎮泰(キム・ジンテ)容疑者と室内の複合レジャー施設運営会社イドランド代表、ト・ギュヨン容疑者をそれぞれ背任収賄と背任贈賄などの疑いで拘束、収監した。
検察が公企業の不正に対する全面戦を宣言して以来、拘束収監されたのは金容疑者らが初めて。
金容疑者は2005年に60億ウォン台と評価された資産管理公社の保有株式を27億ウォンで渡す見返りで、ト容疑者から4000万ウォンを受け取った疑いだ。
検察によると、ト容疑者は、この株式を約1年6ヵ月後に270億ウォンで売り、莫大な差益を得たという。検察は、ト容疑者が株式買入の見返りに1億ウォンを超えるカネを資産管理公社の関係者などに渡した事実をつかみ、このカネが資産管理公社の幹部にも渡されたかどうかを調べている。
また、ソウル中央地検・外事部(李鴻載部長)は18日、信用保証基金から数十億ウォンの融資が受けられるよう便宜を図ってくれた見返りとして、某会社から数千万ウォンを受け取った疑い(斡旋収賄)でソ某容疑者を最近、拘束収監したと明らかにした。
検察は、この会社がソ容疑者のほかに信用保証基金から融資を受けられるように手助けした他の関係者にも巨額の金品を渡した情報をつかみ、行方がわからなくなっている関係者の身柄を確保した後、信用保証基金の職員らにも金品を渡したかなどについて調べる計画だ。
またソウル南部地検・刑事6部(金チャン部長)は17日、「国有地を購入できるように手伝ってほしい」という会社関係者の請託を受け、3500万ウォンを受け取った疑い(特定犯罪加重処罰法上の収賄)で韓国道路公社の部長級幹部のペ某容疑者を拘束収監した。
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