22日、韓国石油公社によれば、21日に米ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引された7月引渡し分のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)価格は、前日より1バレル当たり4.19ドル高い133.17ドルで取引を終え、史上最高値を更新した。WTIの現物価格は3.47ドル高い132.56ドルで取引を終えた。
韓国が主に輸入している中東産ドバイ油も同様に3.29ドル値上がりし、123.69ドルで史上最高値を更新した。
これを受け、WTI現物やドバイ油の価格は3月末に比べて、それぞれ30.5%と26.7%も値上がりした。今後の展望も芳しくなく、米国系投資銀行のゴールドマンサックスは最近、10年までは1バレル当たり200ドルにまで達しかねないという報告書を出したりもした。
原油価格の高騰ぶりは、世界各国の物価を引き上げ、実体経済を萎縮させ、成長率下落の主な要因となっている。21日に公開された連邦公開市場委員会(FOMC)の4月定例会議の議事録によれば、FRBは今年の米経済の成長率の展望値を「0.3〜1.2%」へと見直した。これは1月に提示された「1.3〜2%」より1%ポイント下げたものだ。
世界経済に対する衝撃で証券市場も軒並み急落した。22日、ソウル証券市場でのコスピ指数は前日より12.09ポイント(0.65%)下がった1835.42で取引を終えた。4日間連続下落を示したコスピ指数は、1800台まで脅かされている。
中国上海総合指数は1.65%下がるなど、ほとんどのアジアの証券市場も急落振りを見せた。これに先立って21日(現地時間)、米ダウ指数とナスダック指数はそれぞれ1.77%急落した。
一方、石油公社のガソリンスタンド総合情報システムのオフィスネットによれば、同日の販売価格基準で、ソウル永登浦区汝矣島洞(ヨンドゥンポグ・ヨイドドン)のSガソリンスタンドは、レギュラーガソリン価格が1リットル当たり2025ウォンで、2000ウォン台を突破した。また、江南区(カンナムグ)ではレギュラーガソリン価格が2000ウォンを上回るガソリンスタンドが7ヶ所に上る。
江南区鋻潭洞(チョンダムドン)のAガソリンスタンドは、軽油価格が1リットルあたり1999ウォンで、2000ウォン台の突破を目前にしており、江南区で軽油価格が1950ウォンを上回るガソリンスタンドは19ヶ所にも上る。
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