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涙をのんだ光州…2013夏季U大会招致ならず

涙をのんだ光州…2013夏季U大会招致ならず

Posted June. 02, 2008 03:01,   

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「最後まで最善を尽くしたのに…。でも、だるまのようにまた起き上がって『光州(クァンジュ)の魂』を見せなければなりませんね」

惜しさと歎息。そして、虚しさで涙も流した。

2013年夏季ユニバーシアード大会(U大会)開催地が1日未明、ベルギーのブリュッセルで決まった。

光州市庁前の広場に集まった市民2000人あまりは、発表5時間前から太極(テグク)旗とともに、招致を祈る文句の書かれた旗を振っていた。徹夜で応援していた市民らは、午前3時が近付くと、広場の大型マルチビジョンを息を飲んで見守った。

ジョージ・キリアン国際大学スポーツ連盟(FISU)委員長が、「カザン(Kazan)」と発表すると、広場では一瞬、静寂が流れた。失望を隠せない表情がありありだった。

大会招致を念願した市民の中で一部が涙を見せると、「大丈夫」「大丈夫」という声が聞こえはじめた。お互いに抱き合って励ました。

市民のチョン・ヨンスクさん(43・女)は、「これまでの努力は水の泡となって残念だけど、今回の失敗を踏み台にして、また立ち上がろう」と語った。

2人の子供と一緒に出てきたチョン・グァンイルさん(41)は、「異域万里のベルギーから、『光州コリア』という朗報が伝わってくるのを期待したのに残念だ。市民全体が一つになった『5月の光州』は美しかった」と話した。

市民たちは、光州が韓国の候補都市に決まって以来、5ヵ月間、一生懸命頑張った。招致祈願署名を始めてから2ヵ月で、183万人が参加した。ボランティアは20万人を超えた。

雨が降る悪天候にも、光州のあちこちにいろどりどりの花を植えた。実地調査団が訪問した時は、街頭に集まって、『光州コリア』を叫び、実地調査団に感動を与えた。

崔鐘晩(チェ・ジョンマン)光州市行政副市長は、「今回の挑戦を契機に、一つになった光州を確認した。招致合戦で得た大事な経験を土台に、世界の中の光州に再跳躍していこう」と話した。

光州の熱情にもかかわらず、ロシア・カザンの壁は高かった。同日、FISU執行委員27人の投票の結果、カザンは1次投票で過半数を得、光州を追い抜いた。

カザンと光州、スペイン・ビゴが合戦を繰り広げ、2次決選投票まで予想したが、光州は1次関門をパスできなかった。FISUは規定上、都市別得票数は公開しなかった。

招致委員会は敗因の理由に、3回目の挑戦であるカザンに、欧州の多くが同情票をあげたことと、大会準備期間が短かった点をあげた。

冬季五輪の時もそうだったように、ウラジーミル・プーチンロシア大統領の猛烈な動きも影響を及ぼしたものとみられる。

光州は投票に先立って行われた都市別説明会で、史上初の南北単一チームの構成、参加国滞在費と交通費支援案を提示したが、関心を集めるのに失敗した。

光州市は、15年大会に再挑戦するかどうかは、まだ決めてないという。

朴光泰(パク・グァンテ)光州市長は、「政府が積極的に支援し、市民も熱い声援を送ってくれたのに、失敗して申し訳ない。次の大会の招致に出るかどうかは、現在としてははっきり言えない」と語った。



shjung@donga.com goqud@donga.com