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輸入物価上昇率44.6%、10年ぶりに最高

輸入物価上昇率44.6%、10年ぶりに最高

Posted June. 14, 2008 08:21,   

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5月中の輸入物価が10年余まりぶりに最大の幅で上がり、通過危機直後水準の上昇率に近づいた。特に、原油、鉱物、農水産物など原材料価格の上昇率は、統計を取り始めて以来の最高水準を示した。

韓国銀行(韓銀)が13日発表した「輸出入物価動向」によれば、5月の輸入物価(ウォン貨基準)は昨年同月比44.6%上がった。これは、1998年3月(49.0%)以後10年2ヵ月ぶりの最高水準だ。輸入物価上昇率は昨年8月には−0.7%だったが、10月7.5%、今年1月21.2%、4月31.3%と上昇幅が大きくなりつつある。

為替レートの変動による效果を引いた5月の輸入物価上昇率は27.6%だった。上昇率44.6%の中で17%(約38%)はウォン安の影響という意味だ。

加工段階別でみれば、5月の原材料価格は昨年同月比83.6%上昇した。これは、1981年1月に韓銀が関連統計を取り始めてから27年余まりぶりに最高水準だ。中間材の輸入価格も昨年同月比28.8%上昇し、資本財は17.5%、消費財は19.8%ずつそれぞれ上がった。

このように消費者物価を先行する物価指標が相次いで暴騰していることから、「物価ショック」が現実化するのではないという憂慮も高まっている。通過危機の真っ只中だった1998年には、国家格付けの墜落でドルに対するウォン相場が急騰(ウォン価値の下落)し、年間消費者物価が7.5%上がったこともある。

今年5月の昨年同月比消費者物価上昇率は4.9%で、01年6月(5.0%)以後6年11ヵ月ぶりに一番高かった。また、生産者物価上昇率は11.6%で、外為危機だった1998年10月(11.7%)以後9年7ヵ月ぶりの最高値だった。



jarrett@donga.com