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中国と米国、相次ぐ大雨の被害で悲鳴

Posted June. 16, 2008 05:54,   

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今年初め、史上最大の大雪の被害を受けた中国中南部地域に、最高1000ミリの大雪が降った。中国官営の新華社通信は15日、広東、広西壮族自治区、江西、湖南、貴州、湖北、浙江、安徽、雲南の9省に、先月末から最近までの3週間、平均400ミリ以上の大雨が降って、55人が死亡し7人が行方不明になったと報道した。

さらに4万5000棟の家屋が完全に崩壊し、14万1000棟が部分的な損失を被り、計1787万4000人の被災者が発生し、127万4000人が緊急避難した。

この他、86万ヘクタールの農耕地が浸水するなど、現在まで記録的な大雨による直接的な経済損失は、106億1000万人民元(約1兆6000億ウォン)にのぼると暫定集計された。

人命被害が最も激しい地域は広東省で、17市の60県で18人が命を失った。深セン市では全ての幼稚園と小中高校が授業を中断した。全ての市街地が水に浸かった東莞市の場合、学校が全て閉鎖された。

中国中央気象局は17日まで被害地域に再び大雨が降ると予報し、この先、被害規模はさらに膨らむ見通しだ。

一方、米中西部を襲ったトルネードと大雨で、アイオワ州で15人が死亡し、インディアナ州でも住民2人が急流に巻き込まれて死亡するなど、中西部地域で計20人が死亡したと、13日、シカゴ・トリビューンが報道した。

今回の大雨でアイオワ州では9つの河川の水位が歴代最高水準に上がり、この中でシーダー川が氾濫し、約4000世帯が緊急待避を余儀なくされた。アイオワ州北部からミズーリ州南部までつながるミシシッピ川周辺都市の住民らは、15年ぶりの最悪の洪水被害を恐れている。



orionha@donga.com kong@donga.com