「黒真珠」セリーナ・ウィリアムズ(米国・6位)の壁は高かった。鄭潔(中国・133位)の「黄色突風」はベスト4で終わった。
妹のセリーナは4日、英ロンドン近郊のオールイングランドクラブで行われたテニスのウィンブルドン選手権女子シングルス準決勝で、鄭潔を2−0(6−2、7−6)で破り、姉のビーナス(7位)と決勝で対戦することになった。
世界ランキング第1位のアナ・イバノビッチ(セルビア)を3回戦で制して4強神話を果たした鄭潔は、6−5とリードしていた第2セットで、セリーナとのサーブゲームで40−30までリードし、セットポイントまで追い詰めたが、タイブレークを許した後、惜しくも敗れた。
ウィリアムズ姉妹は、今大会で二人とも1セットも負けずに決勝に進んだ。
近年、ウィンブルドン女子シングルスは、ウィリアムズ姉妹の独壇場だった。2000年から昨年までにあった8回の決勝で、姉妹が優勝を逃したのは2度だけ。姉のビーナスは00、01、05、07年の4度、妹のセリーナは02、03の2度優勝している。04年には、マリア・シャラポワ(ロシア・2位)が、06年には、アメリ・モレスモ(フランス・33位)が優勝した。
5度目の優勝を狙うビーナスはこの9年間、7回も決勝に進出し、同大会に特に強い面を見せた。ウィンブルドンを含めたグランドスラム大会では、ビーナスが6回、セリーナが7回優勝した。ウィンブルドン優勝は姉が多かったが、姉妹の相手戦績では8勝7敗で、妹がリードしている。02年と03年、同大会の決勝で対決した時も、全て妹が勝った。姉妹がメジャー大会の決勝で対決したのは、03年のウィンブルドンが最後だった。
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