「ダウムにも激しい警告を送りましょう。ダウム080−677−****に抗議電話をお願いします」
自分を「一時期、アゴラ(ダウムのオンライン討論コミュニティー)オタク」だったと紹介したインターネット・ユーザーが10日、アゴラの自由討論ルームに載せた書き込みの一部だ。
この人物は「アゴラの改編以後、特定の書込みが削除され続けるなど、操作がなされている。ダウムに強力な警告のメッセージを掲載しましょう」と呼びかけた。
反政府不法過激デモ集団の「サイバーアジト」とされてきたダウムが、最近むしろこれらネット・ユーザーたちの反発を買うなど、「ブーメラン現象」に取り付かれている。
ネット業界では「ダウムが牛肉政局を企業拡大のバネにしようと躍起になっていたのだから、よく『危険な綱渡りをしているようだ』という指摘を受けたりしていたが、近頃はそれが逆風として跳ね返ってきているような状態だ」と指摘する声もある。
ダウムは最近、放送通信審議委員会の決定を受け、大手新聞の広告主脅迫関連の不法性書込みを削除しはじめた。また「討論のない討論ルーム」という批判を浴びてきたアゴラに対しても、同月7日から賛否討論および反対意見の一部の書込みコーナーを新設している。
これに対し、いわゆる「アゴリアン」と呼ばれる一部のアゴラ利用者は「ダウムが私たちを裏切った」と激しく反発している。
これらのネット・ユーザーは、「宿題」と指定されていた「(脅迫する)広告主リスト」をダウムが相次いで削除していることに、「特別宿題」というタイトルでダウム顧客センターの電話番号および電子メールのアドレス、ダウム本社の位置を表示した地図などを載せるなど、真っ向から対抗している。
これまでアゴラに掲示される書込みの冒頭は、「明博(ミョンバク)退陣」「明博打倒」一色だったが、最近になっては「ダウムに抗議しよう」「ダウム、ふざけるな」「ダウム攻略」などの言葉が新たに目に付く。
自ら「アゴリアン」と名乗る大学院生のチョン某氏(23・女)は、東亜(トンア)日報との電話インタービューで、「アゴリアンたちの間で『愛国者』と称えられてうまく行っていたダウムが、突然『売国奴』に成り下がってしまった」と話した。
ダウム側は、このようなネット・ユーザーたちの反応に対し、「アゴラのリニューアルに手がけたばかりなので、しばらくは状況を見守るつもりだ。ネット・ユーザーたちが反発しているからと言って、すぐにリニューアルを白紙化するわけにもいかない」と説明した。
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