派手な「レスリングショー」が繰り広げられた。
主役は、北京五輪の代表選手団18人(コーチングスタッフ7人を含めて)、舞台は泰陵(テルン)選手村。大韓レスリング協会の役員とトレーニングパートナー20人余りが喜んで脇役を引き受けた。
16日に行われた代表チームのメディアデー行事は、儀礼の記者会見ではなかった。
選手らが、ロープクライミングをはじめトレーニングと実戦を「再演」しており、審判は技が出る度にポイントを与え、解説を付け加えた。2004年のアテネ五輪の時と変わったルールを知らせるためだ。
先週、泰陵選手村では五輪D—30のメディアデーを開いたが、協会は別の行事を準備しており、前日にリハーサルをするほど力を入れた。レスリングに対するプライドを見せるためだった。
レスリングは、1976年にモントリオール五輪で梁正模(ヤン・ジョンモ)選手が、建国以来初めて金メダルに輝いた。その後7回連続金メダルを獲得した唯一の種目である。人気のない種目で普段はあまりスポットを浴びないが、五輪では他の人気スポーツに劣らないぐらいだ。1992年のバルセロナ五輪の金メダルリスト、朴章洵(パク・ジャンスン、三星生命)自由型監督は「今回の五輪を待ってきた。8回連続金メダルで国民を楽しませる」と話している。
レスリングは少なくても1個の金メダルを目指している。協会は当日のコンディションと取り組みが良ければ3、4個も獲得できると予想している。
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