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気象庁、4週連続で週末の天気を誤報

Posted July. 21, 2008 03:38,   

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気象庁の週末の天気予報が4週連続ではずれたことで、市民の抗議が相次いでいる。

気象庁は18日午後11時、「19日午前に南部地方から雨が降り出し、午後には全国に広がる」と予報した。忠清(チュンチョン)地域の降水量は、5〜30ミリだと予想した。

しかし、19日未明から、忠清地域では1時間最高50ミリの雨が降った。午前だけでも、忠清北道清州(チュンチョンプクト・チョンジュ)に150ミリ以上の大雨が降った。

ソウルと京畿(キョンギ)地域でも、朝から予報のなかった雨が降った。午前8時35分には、豪雨注意報が発令された。

気象庁の朴キョンヒ予報官は、「夜の間に北太平洋高気圧が張り出し、台風の前面に形成された強い雨雲の帯が予想より早く韓国に影響を及ぼしたため、午前からソウルと京畿道南部、忠清地域に大雨が降った」と説明した。

1週間前の12日の天気予報でも、気象庁は、「忠清南道(チュンチョンナムド)西海岸(ソヘアン)と済州島(チェジュド)にだけ雨が降り、ソウルや京畿道などの首都圏は蒸し暑くなる」と予想した。

しかし、12日午前3時から首都圏に雨が降り出し、午前にはしばらく小康状態を見せたが、午後から再び大雨になった。

このように、先月28日から4週連続して週末の天気予報がはずれるや、気象庁のホームページには、怒った市民の不満の声が溢れた。

ある市民は、「午後か夕方から雨が降ると言っていたので、午前中に引っ越しをしようと準備していたが、起きてみると、明け方から雨が降っていた。わずか5時間後の天気予報も当たらないとは、ひどいのではないか」と怒りをぶつけた。

別の市民は、「前日に娘が『明日の明け方に雨が降りそうだ』と言ったので、気象庁の予報だと午後から雨が降ると言ってやったのに、気象庁の予報は小学校6年生よりも当てにならない」と皮肉った。

気象庁の繰り返される誤報には、気象観測情報の不完全さと、数値予測モデルの限界などが指摘されている。

気象観測情報が緻密になればなるほど、予報の正確度は高まるものの、国内に比べて、西海や中国などの観測網は緻密ではない。また、観測された情報をもとに天気を見通す数値予測モデルも、未来の天気を正確に予測するには限界がある。

気象庁の金スンベ広報官は、「雨が降り出す時間や降水量を正確に予測するには、科学的な限界がある。しかし、2010年に世界第2位の水準と評価されている英国の数値予測モデルと、現在より10倍ほど早い計算能力を持つスーパー・コンピューター3号を導入すれば、今よりも正確度が高まるものと期待する」と話した。



firedy@donga.com