「日頃から業者から数百万ウォン相当の酒、ゴルフ接待を頻繁に受け、工事を発注しては、その見返りとして売春が提供される2泊3日の豪華なタイ旅行(いわゆる皇帝旅行)の提供を受けた容疑で、韓国道路公社のク某課長を拘束起訴(釜山東部支庁)」
「横領した公金6億ウォンを株式投資で散財した後、週末にも集中的に現金を横領し、競馬、競輪、ロト(lotto)宝くじの購入(1回1000万ウォン相当のロット購入事例を含む)、風俗費などで3年間の間に15億ウォンを横領した勤労福祉公団・城南(ソンナム)支社の5級公務員のハ某容疑者を拘束起訴(城南支庁)」
最高検察庁が24日に明らかにした公企業の不正摘発事例の一部だ。
検察は同日、今年4月から3ヶ月間の間に全国40の公企業不正を集中的に取り締まったところ、21の公企業の不正を摘発し、37人を拘束起訴するなど、計104人を起訴したと明らかにした。
▲公職者の賄賂授受が深刻〓崔在卿(チェ・ジェキョン)最高検察庁中央捜査部捜査企画官は同日、「公職者が金(賄賂)を受け取る以上の構造的な不正はない」と強調した。
公企業の職員たちが職務と関連し、賄賂を受け取ることこそ公企業不正の典型だということだ。
水原(スウォン)地検は、京畿道光橋(キョンギト・クァンギョ)新都市開発予定地の報償評価機関として、11の鑑定評価法人を選定し、評価法人が800万〜900万ウォンずつ拠出して集めた9500万ウォンを鑑定評価士名義の借名口座に送金した容疑(収賄)で、京畿都市公社の幹部であるシン某容疑者を拘束起訴している。
釜山(プサン)施設管理公団のチェ某前理事長は、賄賂1000万ウォンの見返りとして、面接点数を操作し、職員を採用しており、昇進の答礼として賄賂を受け取った一方、職員の奨励金も流用したことが判明した(釜山地検)。
一方、韓国機械研究院の付設研究所の前・現職の研究員6人は、科学機材・資材の卸売業者から物品を購入したように見せかけて書類を作成し、22億ウォンを横領した容疑で、証券預託決済院の経営支援本部長と人事チーム長など5人は、職員採用過程で点数を操作した容疑でそれぞれ拘束または在宅起訴された。
▲国家補助金440億ウォンの不正支給摘発〓検察は今年3月から捜査に着手し、計62件を摘発しており、183人を立件し、49人を起訴したと明らかにした。
この中には、ガソリンスタンド業者と運輸業者、貨物車の運転手が示し合わせ、1億ウォンの原油価格補助金を横領した事例(全州地検、群山支庁、安山支庁)と大手の量販店に押されて衰退傾向にある在来市場の現代化事業補助金を横領した事例(春川地検、大邱地検)が含まれている。
光州(クァンジュ)地検は、全羅南道(チョルラナムド)の務安・新安郡(ムアン、シンアングン)で「海老養殖場消毒剤支援事業」と関連し、消毒薬品供給業者が海老養殖漁民とともに騙して、1億2000万ウォンの補助金を横領したことも明らかにした。
崔捜査企画官は、「公企業は独占的な地位で国民生活と直結したサービスを提供する上で、莫大な国家予算を執行するため、裁量範囲が大きすぎ、監査システムもきちんと機能していない。公企業の不正などに対する捜査は、8月末までに進める計画だ」と説明した。
verso@donga.com