国家記録院は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領側による大統領記録物の流出事件と関連し、記録物の流出にかかわった当時の秘書官と行政官ら10人を24日、検察に告発した。だが、盧前大統領は告発の対象から除いた。
国家記録院は同日、「無断で流出された大統領記録物を完全に回収し、侵害された法の秩序を正すために法と原則に則り、『大統領記録物の無断流出』行為について告発することにした」と発表した。記録院の関係者は午後1時半頃、告発状をソウル中央地検に届け出た。
国家記録院は「大統領記録物の無断流出行為は『大統領記録物管理に関する法律』で処罰するように規定されている」とし「公務員は刑事訴訟法上の犯罪があると見なされる時、告発することになっている」と明らかにした。
国家記録院が、盧前大統領の関係者を告発したのは、協議や要求を通じての記録物の「完全な原状回復」は難しいという判断によるものだ。
検察への告発の報について盧前大統領側は「前政権を傷つける行為だ」と強く反発している。
uni@donga.com gaea@donga.com