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為替保有高、1ヵ月間で105億ドルも減少

為替保有高、1ヵ月間で105億ドルも減少

Posted August. 05, 2008 04:03,   

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為替当局の攻撃的な為替市場への介入の影響で、為替保有高が7月の1ヵ月間で、105億8000万ドル(約10兆6858億ウォン)も減少した。

4日、韓国銀行によると、7月末現在の為替保有高は2475億2000万ドルで、6月末より105億8000万ドル(4.1%)減少した。これは、為替保有高は昨年4月(2472億6000万ドル)とほぼ同規模にまで戻ったことになる。

7月末現在の為替保有高の前月比の減少率は、通貨危機当時の1997年11月と12月にそれぞれ前月比20.0%、16.4%減となって以来、最も高い数字となっている。減少額基準では1971年、関連統計を取り始めて以来最も大きい。

通貨危機以来、経常収支の黒字や外国人の株や債券への投資資金が流れ込み、為替保有高が1997年末の88億7000万ドルから、今年3月は史上最大規模の2642億5000万ドルへと増えたため、金額基準では減少幅が大きくなった。

7月の為替保有高が大幅に減った理由は、政府や韓国銀行が先月初頭、「為替市場の偏り現象を食い止めるために為替安定に乗り出す」と公式発表し、為替市場にドル売りで積極的に介入したことによるものと分析される。為替市場では、為替当局が先月、18回以上も市場介入を行い、210億ドル程度を売ったものと試算している。

為替保有高は今年上半期の6ヵ月間も、通貨危機の時に発行した外貨建ての外国為替平衡基金債券の元利金32億ドルの満期返済や為替当局の為替市場への介入などで、41億2000万ドルが減った。

韓国銀行のアン・ビョンチャン国際局長は、「為替市場の安定化措置(為替市場への介入)が必要だった上、ドルに対するユーロや円などの為替レートが6月末に比べて下がり、ドル建てに換算した金額が目減りした」と話した。

為替保有高の規模は6月末現在、台湾(2914億ドル)に次いで世界6位につけているが、為替保有高の激減による懸念の声も高まっている。

金融研究院の朴へシク研究委員は、「為替当局のドル売りの介入や経常収支の赤字、外国人の株や債券売りなどの影響で、為替保有高は7月に大幅に減少したものの、市場の予想より減少幅はそれほど大きくなかった」とした上で、「世界経済が芳しくない中、為替保有高の減少が市場に望ましくないシグナルを与えかねない」と憂慮した。



parky@donga.com