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解決師からチャンスメーカーへ、「天才」朴主永の変身

解決師からチャンスメーカーへ、「天才」朴主永の変身

Posted August. 05, 2008 04:03,   

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「主永君よ、負担のないポジションで思いきりプレーするんだ」

サッカー五輪代表の朴成華(パク・ソンファ)監督が、得点力不在で苦しんでいる朴主永(パク・ジュヨン=FCソウル)のプレーに活を入れるため、負担の少ないトップ下ストライカーへのポジション変更を示唆した。

朴監督は3日、仁川(インチョン)空港を発つ時から、「朴主永は得点を除いては、フォワードとしてのあらゆる役目を果たしている。シュート感覚も良ければ動きも良い。空いたスペースに飛び込み、他の選手にチャンスを与える役割もきちんとこなしている。ただ、ゴールが決められないのが残念だ」と心配する。それで朴監督は、「朴主永が負担を感じずにプレーできるように、2トップよりは下がったストライカーに起用するつもりだ」と話した。

最近の3度の強化試合で、フォワードのうち、李根鎬(イ・グンホ=大邱FC、2ゴール)と辛泳録(シン・ヨンロク=水原三星)はゴールを決める喜びを味わったが、朴主永だけがゴールを決められなかった。決戦を控えた朴監督としては、強力な2トップ体制を維持するためには、朴主永を外すことも考えられる状況だ。しかし、U20の青少年代表の時代から朴主永を指導してきた朴監督としては、朴主永カードを捨てるよりは彼の感覚的なパスプレーやシュートを生かすべきという結論を出した模様だ。

何より最近のコートジボワール、豪州との強化試合で、朴主永は中盤から飛んでくるボールを受けてパスし、隙を突きながら他の選手にチャンスを作る役割をきちんと果たした。何回かトライしたシュートは惜しくも外れたものの、なかなかのものだった。トップ下のストライカーは最前方の攻撃手と攻撃的MFの中間に立ち、左右のMFと最前方のフォワードにボールを供給する役割をしながら、チャンスが来たらシュートを決めるポジションだ。このごろの朴主永のプレーにぴったりの役目だ。

朴監督は4日、中国・泰皇島五輪スポーツセンタースタジアムA球場での練習を終えた後、「朴主永は必ずこのところの不振を乗り越えるだろう。これまでできなかった分は五輪のために残しておいたのだろう」と前向きに評価した。

朴監督はまた、肋骨の間の軟骨を負傷した金勝龍(キム・スンヨン=光州尚武)の欠場に備え、朴主永を「専担キッカー」に活用する考えを示唆した。朴監督は、「これまでセットピース練習を実施していないが、これからは朴主永を専担キッカーにしたセットピース練習も行う予定だ」と話した。朴主永はA代表でも所属チームでも、フリーキック専担キッカーとしてよくゴールを決めていた。



yjongk@donga.com