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米国の有機農産物店舗が牛ひき肉の追加リコール

米国の有機農産物店舗が牛ひき肉の追加リコール

Posted August. 11, 2008 06:49,   

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牛海綿状脳症(BSE)を巡る波紋を経験したためか、米国で牛肉のリコール(回収)が起きるたびに、韓国社会も神経を尖らせている。

▲最近のリコール例〓米国の有機農産物や良質な食材を販売することで知られるホールフードマーケットが、今年6月2日から8月6日までに販売されたひき肉が大腸菌(EColi)O157に感染した疑いがもたれリコールを実施すると、9日発表した。EColi−O157は下痢や大腸がんをひき起こす致命的な大腸菌だ。

ホールフードの広報担当者は、9人が同店舗販売の製品によって食中毒を起したとみられると説明した。

ホールフードがリコール実施を決めた牛肉のひき肉はネブラスカビーフで出荷されたもの。800人の従業員を擁し、1日に処理する2000頭の牛を処理できるネブラスカビーフは、今年夏のリコールに関するニュースに頻繁に登場する肉類会社だ。

米農務省が7月9日に発表した、韓国への輸出が許可された米国の牛肉処理場29ヵ所にも含まれている。同社は6月30に1回目のリコールを実施したのに続き、今月8日には120万ポンド(約545トン)に対してリコールを実施した。今年夏に49件の食中毒が同社製品と関連して発生したものと推定される。

▲米国のリコールの実態〓昨年、米国では牛肉のリコールが56回行われた。今年も先月まで28回あった。リコールの相当数は、特定危険部位(SRM)の除去が不十分だったか大腸菌感染によるものだ。

一部の国内メディアは、今回のリコールが過去最大規模だと報じたが、これは事実と異なる。

最大の牛肉リコールは今年2月にあったダウナー牛(へたり牛)動画の発表による1億4300万ポンド(約6万5000トン)のリコールだった。実際、疾病を誘発する恐れに関連して実施されたリコールは、1999年にあった3500万ポンド(1万6000トン)のリコールが最大規模だった。

米国の国立毒性研究所の集計によると、全体食品を合わせて毎年7万3000人ほどがEColi−O157に感染して61人が死亡している。死亡者は主に免疫が低下した高齢者と子どもたちだ。



sechepa@donga.com