ソウル中央地検特捜3部(金光浚部長)は10日、国防装備納品のロビー活動をあっ旋する見返りとして2億ウォンあまりを受け取った容疑(あっ旋収賄)で柳漢烈(ユ・ハンヨル)ハンナラ党常任顧問に対する拘束令状を請求した。
柳氏は今年1月末、国防部の統合電算網構築事業に装備を納品してほしいとして電算装備会社である地方のD社が提供した2億3000万ウォンを受け取った容疑がもたれている。
検察によると、柳氏は当時、ハンナラ党の外郭団体の幹部と言われているハン某氏(51)と昨年の大統領選で李明博(イ・ミョンバク)大統領候補特別補佐役という肩書きで活動した金某氏(66)ら3人からD社の李某代表を紹介された後、ハン氏が李代表から受け取った6億ウォンを山分けしたという。
柳氏の側近は、東亜(トンア)日報との電話で「柳顧問は、納品会社の選定に失敗した跡、7月半ばころ2億3000万ウォンに利子500万ウォンを加え、ハン氏の口座に金を返した」と主張した。
dnsp@donga.com