「ため息しか出ません」
「マリン・ボーイ」こと朴泰桓(パク・テファン、19、檀国大)は12日、北京五輪競泳自由形200メートル決勝の直後、このように話した。1分44秒85のアジア新記録で銀メダルを獲得したものの、1分42秒96の世界新記録で優勝した「水泳皇帝」ことマイケル・フェルプス(23)は速過ぎると、舌を巻いた。
彼はフェルプスと比べて、まだまだ実力不足だということを認めた。今回は負けたものの、フェルプスと競ったことが良い勉強になったと話す。「4年後のロンドン五輪ではいい勝負をしたい」とも語った。
負けはしたが、朴泰桓の表情は明るかった。400メートルの金メダルと200メートルの銀メダルの違いをたずねられた質問に対しては「愛国歌が流れないことですね」と言って笑顔を見せた。泰陵(テヌン)選手村で一緒に苦労した選手らに感謝していると言う彼は、もう大人になっていた。
▲銀メダル確定後〓フェルプスは本当に凄かった。レースが終わった後、フェルプスに「世界新記録、おめでとう」と言った。彼が北京五輪で8種目を制覇することを願う。個人的にアジア新記録を立てたことに満足している。
▲フェルプスをベンチマーキング〓フェルプスはターンをしてから前へ進む推進力に長けている。僕はまだ足りない。ターンをより速くかつスムーズにするために、下半身のトレーニングに集中するつもりだ。もっと背(183センチ)が高かったら、より良い成績が出たはずだが(笑い)。今日の僕を支えてくれた両親に感謝する。
▲200メートル〓最善を尽くすという考えだけだった。隣のレーンで泳いでいたフェルプスに最大限に追い付くために踏ん張った。ペースコントロールをするほどの実力ではないので、自分の記録更新に集中した。
▲これからの目標〓17日の自由形1500メートルでも最善を尽くしたい。そして、4年後のロンドン五輪ではフェルプスと良い対決を繰り広げたいと思う。
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