政府は、2012年をめどに科学技術大国ベスト7入りするという「科学技術ビジョン」を確定した。
これにより、政府と民間の研究開発(R&D)投資を12年までに国内総生産(GDP)対比5%にアップさせる一方、7大技術分野を重点的に育成し、7つの科学システムの先進化を図る方針を固めた。
教育科学技術部は12日、李明博(イ・ミョンバク)大統領が出席して開かれた第28回国家科学技術委員会で、このような内容の「科学技術基本計画577戦略」を審議、確定したと明らかにした。
「577戦略」は22省庁と民間の専門家らが参加してまとめた現政権の科学技術の青写真。
李相睦(イ・サンモク)科学技術政策室長は、同日の記者会見で「577戦略の中核は2006年現在のGDP対比3.23%である国家R&D投資を5%に拡大するものだ。このため、政府は参加政府(盧武鉉政権)のときよりも26兆ウォン多い66兆5000億ウォンをR&Dに投資する計画だ」と説明した。
政府は企業のR&D投資を増やすため、R&D設備投資に対する税額控除を7%から10%に拡大し、共同投資のやり方で企業の初期技術開発を誘導する計画だ。
また、次世代船舶、幹細胞の応用技術、通信放送の融合技術、次世代原子炉、知能型ロボットなど、7大技術分野で50の目玉技術と40の候補技術を選定し、5年間の間に集中的に育成することに決めた。世界的な科学技術人材の育成、中小ベンチャー企業の技術革新、科学技術文化の拡散など、7つの科学関連システムも先進化する方針だ。
一方、国家科学技術委員会は来年政府のR&D予算と関連し、中小企業の技術開発、部品および素材分野の技術開発支援を拡大する一方、エネルギー分野でもっとも効果が大きいものと分析されたエネルギー利用効率向上事業を集中的に支援することを決めた。
このほか、ヨットなど海洋レジャー装備産業、韓国型攻撃へリ、脳科学のオリジナル技術に新たに投資する方針を決めた。
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