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競泳でアジア勢が大活躍…白人たち「ショック」

競泳でアジア勢が大活躍…白人たち「ショック」

Posted August. 15, 2008 07:56,   

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競泳でも「黄色突風」が巻き起こっている。競泳に限っては辺境に過ぎなかったアジアが、今回の五輪で連日朗報を伝えている。特に、韓国は自由形、中国はバタフライ、日本は平泳ぎで強みを見せ、アジア3ヵ国で黄金分割を構成した。

日本水泳の看板スターである北島康介(26)は14日、平泳ぎ200メートルを五輪記録で優勝した。開催国の中国は女子バタフライ200メートルで五輪競泳史上初の金メダルを獲得するなど、2つのメダルを手に入れた。

北島は北京の国家水泳センターで行われた平泳ぎ200メートルの決勝で、2分07秒64を記録し、豪州のブレントン・リカード(2分08秒88)を大きくリードした。世界記録で平泳ぎ100メートルで優勝したのに続き、今度は自分の世界記録に0.13秒及ばない五輪記録で2本目の金メダルを獲得した。

04年のアテネ五輪で同種目で2冠王に輝いた北島は、今大会でも2連覇に成功し、名実共に平泳ぎの世界最高選手であることを見せつけた。五輪競泳の歴史で、平泳ぎのこの2種目で大会2連覇を果たした選手は、北島が初めてだ。

北島は、「先に行われた100メートルで優勝したのが今日の優勝に大きく役立った。100メートルで優勝できなかったら今日不安だったはずだが、すでに優勝したおかげで、軽い気持ちで泳げた。競技場で他の人の顔をしっかり見つけることができるほど落ち着いていた」と話した。

中国の活躍にも目を見張るものがある。中国は13日、龐佳穎(23)が女子自由形200メートルで銅メダルを獲ったのに続き、同日、劉子歌(19)と焦劉洋(18)が女子バタフライ200メートルの決戦で、それぞれ2分4秒18、2分4秒72で金と銀メダルを獲得した。龐佳穎の優勝記録は世界記録。2人は3位だった豪州のジェシカ・シッパー(2分6秒26)に大差をつけた。

AFP通信は両選手の優勝ニュースを「大レースだった」と報じ、「中国としては長く記憶するに値する瞬間だ」と評価した。中国は五輪競泳で銅メダルを獲ったことはあるが、金メダルと銀メダルは今回が初めてだ。劉子歌は「試合前、いかなる心理的なプレッシャーもなかった」と毅然とした様子を見せた。

こうしたアジア選手らの活躍は、不世出の水泳選手、マイケル・フェルプス(米国)の陰に隠れて大きく浮上するには至らなかったものの、アジアの水泳界としては非常に意義深い出来事であるに違いない。

アジアのメダル獲得のスタートは、韓国の朴泰桓(パク・テファン、19、檀国大)が切った。朴泰桓は、10日に自由形400メートル、12日に200メートルでそれぞれ金、銀メダルを獲得した。自由形で特に短距離はアジア人が乗り越えられない壁と認識されていただげに、朴泰桓の活躍はアジア全体を鼓舞させた。

アジア選手らの善戦は今大会だけに限らない見通しで、4年後はさらに期待される。韓国の場合、看板スターの朴泰桓がまだ19歳に過ぎないため、これからの成長可能性は無限大に広がっている。バタフライで金、銀メダルを取った中国選手らもまだ10代の少女だ。さらに好材料は、水泳で大きなパワーが求められる自由形とバタフライ、しかも短距離で良い成績が出たということだ。



kimsk@donga.com