55.9%の流通コストの内訳をみると、△運送、包装、手数料など、直接費用が17.2%、△流通業者の事務室の賃貸料など、間接費用が18.2%、△利潤が20.5%だった。
段階別では、出荷段階の流通費の割合が15.5%、卸売段階で11.4%、小売は29.0%だった。種類別の流通費の割合は、△お米、豆、ジャガイモなど食料作物=55.3%、△白菜、大根など葉根菜類=70.0%、△果菜類39.7%、△薬味野菜類=61.6%、△果物類=53.3%、△草花類=57.7%、△牛肉、豚肉など畜産類=40.7%という調査結果が出ている。
細部品目別では、ネギ(81.5%)、にんじん(75.1%)、春ジャガイモ(72.2%)、秋白菜(70.0%)、サンチュ(68.5%)など、流通費の割合が60%を上回った。バラの花(58.5%)、桃(57.4%)、みかん(56.3%)、青唐辛子(54.2%)、梨(50.0%)なども流通費の割合が全体価格の半分以上だった。
反面、ミニトマト(37.6%)、牛肉(37.4%)、卵(34.9%)、お米(21.2%)などは、流通費の割合が相対的に低かった。
また、農畜産物が卸売市場を経て、販売される場合は、流通費の割合が平均56.5%だったが、直接取引で大型流通業者に出荷されると45.0%で、11.5%ポイント減少することが分かった。
卸売市場と小売店を経由した場合と比べると、直接取引をした場合、農家は20%以上さらに高い価格を受け取り、消費者は7.7%安く購入することができる。
一方、米農務部(USDA)の昨年の報告書によると、米国の農畜産物の流通費の割合は、ジャガイモが86.8%、りんご70.6%、梨78.7%、牛肉52.9%、豚肉70.5%など、韓国よりやや高い水準だ。
また、日本の場合、06年農林水産省の統計によると、白菜の流通費の割合は68.1%、キュウリは50.0%、玉ねぎ58.2%、りんご60.3%などだった。
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