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李大統領「仏教関係者の気を害したことは残念」

李大統領「仏教関係者の気を害したことは残念」

Posted September. 10, 2008 03:28,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は9日、仏教界と対立してきた政府の宗教偏向をめぐる議論に関連して、「不本意ながら、一部の公職者に宗教偏向への誤解を招きかねない言動があり、仏教関係者の気を害したのは非常に残念なことだと思う」と述べた。

李大統領は同日午前、大統領府で閣議を開き、「いかなる経緯であれ、仏教界のトップに(車両を捜索した)非礼を犯して物議をかもしただけに、(魚鋻秀=オ・チョンス=)警察庁長官が仏教界の指導者を訪ねて謝罪を行い、今後、このようなことが二度と繰り返されないよう気をつけるという旨を伝えてほしい」と述べた上でこのように語った。

政府は同日の閣議で、公務員の宗教偏向行為の禁止を明文化した国家公務員服務規程の改正案を緊急案件として上程し、議決した。服務規程には、「公務員は職務を遂行する上で、宗教などによる差別をせず、公正に業務を処理しなければならない」と言う条項(4条2項)が新設された。

これを受け、公務員が宗教と絡んで不公正な処置や差別行為を行ったり、偏った特典や不利益を与えた場合は、国家公務員法に則って処分の対象となる。

李大統領は、これに関連して「服務規定の改正をきっかけに、公務員が宗教への中立という認識をしっかり持ち、今後は宗教偏向を巡る誤解を招くことがが無いように、認識を徹底させてほしい」とした上で、「特に、柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官が監視・監督を行い、閣僚も関心を持って徹底的に教育してほしい」と指示した。

また「柳長官は公務員服務規程の改正に止まらず、今後、再び宗教偏向を巡る問題が起きないように、法制度面で更なる対策を講ずるべきだ」と指示し、「これを機に(措置が)宗教界やすべての社会団体が寛容を示し、和合するきっかけとなることを願う」と話した。



swpark@donga.com jameshuh@donga.com