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「金総書記は回復傾向」という韓国の情報判断、米国が疑問提起

「金総書記は回復傾向」という韓国の情報判断、米国が疑問提起

Posted September. 19, 2008 08:14,   

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米国は先週末ごろ、韓国政府に向けて、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の健康状態など、金総書記の動向内容を記した文書を送ったという。

18日、ワシントンとソウルの外交筋によると、同文書には、米国の情報機関などが、金総書記の健康状態について、韓国政府とは異なる評価をしている内容が含まれているという。

ある情報筋は、「韓国政府は『回復中』という趣旨を発しているが、米国は、金総書記の健康状態が身体的にも精神的にも非常に深刻な状況である可能性を排除していない」と話した。

同文書には、「金総書記の健康問題による権力争いの兆候や政権崩壊の可能性はない」という内容もあるという。

韓国政府関係者はこれまで、「金総書記が先月の中ごろ、脳血管系統に異常が生じて手術を受けたが、現在のところ回復中であり、業務遂行に支障がないものと把握している」といった言及を行ってきた。また、「金総書記は、直接歯を磨くことができる程度」とも主張していた。

米国が、金総書記の健康状態について韓国政府と異なる判断をしている場合、韓米間における情報共有はどのようになされてきたのか、どちらの判断が正確なのかなどをめぐって論議が提起されることが予想される。

これに先立ち、米国のニュース専門チャンネルである「フォックスニュース」は12日、米政府高官の言葉として、「米政府は、金総書記の病状が回復しつつあるという韓国政府の判断を受け入れていない」と報じていた。

米国の自由アジア放送(RFA)は、米下院外交委員会が、金総書記の正確な動向把握のために、米国務省に会見を求めたと報道したことがあり、米政府議会の会見などで、同文書が公開されるかどうかも注目される。



sechepa@donga.com jin0619@donga.com