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衆議院解散の日本、自民・民主が新党首体制で一騎打ち

衆議院解散の日本、自民・民主が新党首体制で一騎打ち

Posted September. 23, 2008 03:14,   

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21日に小沢一郎民主党代表が、22日には麻生太郎自民党総裁が選出され、日本の政界に決戦を控えた緊張感が流れている。11月初め頃と予想される衆議院選挙では、「政権死守」と「政権交代」を叫ぶ自民党と民主党の一騎打ちになる模様だ。

▲「政権死守」麻生首相〓4度目の挑戦の末、首相の座に就いた麻生総裁は、近く衆議院解散と総選挙の実施というカードで、民主党との勝負に出る方針だ。

5人の候補が乱立した総裁選挙で、麻生総裁の攻撃相手は、党内の総裁候補ではなく、小沢民主党代表だった。麻生総裁が出した政策も、次期衆議院選挙の勝利を狙ったものだった。

麻生総裁は21日、テレビ番組に出演し、これまで問題になってきた75歳以上の後期高齢者医療制度をめぐる論議について、「過ちを正すのに時間をかける必要はない」と述べ、修正方針を明確にした。麻生総裁が、日本の経済を「全治3年」と判断し、財政投入による景気回復を図るという姿勢を示したのも、選挙のための戦略だ。

麻生総裁が頼りにしているのは、国民の人気。読売新聞の世論調査で、両者のうち誰が日本の首相にふさわしいかという質問には、59%が麻生総裁を、28%が小沢代表を挙げた。

ただ、「工業用米」の食用転用、年金記録問題など、長期間政権を担ってきた自民党が責任を負わなければならない不祥事が相次ぎ、悩みの種になっている。

▲「政権交代」小沢代表〓小沢代表の戦略は、何よりも「変化」を訴えること。自民・公明の連立政権が続いては、連日起こる不祥事や税金の無駄遣いはなくならないという主張だ。

21日、代表に選出された臨時党大会の演説で、小沢代表は、「決戦の時を迎えた。この戦いに政治生命をかけ、すべてを注ぎ込む」と覚悟を明らかにした。

同日、民主党は、選挙公約で具体化される「新しい政権の基本政策案」を発表するなど、事実上、選挙体制に入った。

特に、格差の改善、高速道路の無料化などの差別化した政策を出し、「統治機構の抜本的な改革によって必要な財源をつくる」と述べるなど、財源確保案まで明らかにした。

東京新聞は22日付で、民主党は次期「小沢内閣(シャドーキャビネット)」を、麻生内閣が発足する24日に公表する案も検討中だと報じた。

▲選挙の勝利は?〓日本の衆議院の議席数は480議席。過半数を確保するには、241席を獲得しなければならない。現在、自民党が304議席、連立与党の公明党が31議席、一方、民主党は113議席、群小政党と無所属が32議席を占めている。

しかし、8月末〜9月初めに実施された各種世論調査では、自民党193〜207議席、これに公明党を加われば、228〜236議席ほど獲得するものと予想された。また、民主党は209〜234議席と予想され、どの党も単独過半数の確保は難しいと見られている。

このため、勝敗の分岐点は、「どちらが院内第1党になるのか」にかかっていると、読売新聞が22日付で分析している。



sya@donga.com