タレントの崔真実(チェ・ジンシル)氏の自殺事件を捜査中のソウル瑞草(ソチョ)警察署は、崔さんの「貸し金業の怪談」と関連して在宅起訴された証券会社の女性職員、べク某(25)容疑者に関連内容を流したことが分かったA(28)氏を取り調べる過程で、「関連内容を伝えた人がほかにいる」という供述を確保したと、5日明らかにした。
A氏は警察の取調べで、「私が送った電子メールの内容はインターネット・メッセンジャーを通じて、B氏から届いたものだ」と述べ、「デマの震源地は私ではなく、私はただ伝えただけだ」と主張したという。
警察はひとまず、問題の「貸し金業のデマ」はB氏がインターネット・メッセンジャーを通じてA氏に伝え、ペク容疑者はA氏から電子メールで受け取った内容をある証券サイトの掲示板に掲載したものと見られる。
警察はコンピューター記録の分析などを通じて、A氏の供述が事実と判明されれば、B氏を呼んで取調べを行う方針だが、最初に流した人を見つけることは難航するものと見られる。
警察の関係者は、「関連デマは、インターネット・メッセンジャーを通じて無差別的に配布される『証券業界のデマ』の典型と見られる」とした上で、「引き続きコンピューター記録などを捜査しなければならないが、この内容がどれだけ広まっているかは見当もつかない」と語った。
警察は関連者への取調べを済ませた後、早ければ7日ごろ、「貸し金業のデマ」の中間捜査の結果を発表する予定だ。
一方、警察は前日、崔氏の死亡原因や行動を解明するため、崔氏のソウル瑞草区蠶院洞(ジャムウォンドン)の自宅の警備員を参考人として呼んで取調べを行ったものの、変わった点は見つからなかった。
警察の関係者は、「死亡当日、崔氏の行動などを取り調べたものの、警備員の供述も同じく、これまでの警察の調査で明らかになったこととそれほど変わらない」と明らかにした。
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