今年のプロ野球はおもしろかった。SKが2年連続リーグ優勝を獲得した中、2位の斗山(トゥサン)と3位ロッテがシーズン終盤まで熾烈な2位争いを展開したおかげだ。
4日現在、524万4679人が野球場を訪れた。1995年(540万6374人)に続き、2度目に500万観衆を突破した。
8年ぶりにポストシーズンに勝ち進んだロッテは、ホーム63試合のうち21回、売り切れを記録した。社稷(サジク)球場には計137万9735人が入場し、1995年LGの126万4762人を大幅に上回った。特に、新旧世代の猛活躍は、プロ野球ヒットの原動力だった。
▲20歳の反乱〓06年、申告選手(練習生)として入団した斗山の金賢洙(キム・ヒョンス、20)は今年、最高だった。打率(3割5分7厘)、安打(168本)、出塁率(0.464)で3冠に上がった。三星(サムスン)の韓大化(ハン・デファ)コーチは、「金賢洙はどの球も打ち返せる抜群の才能を備えた」と評価した。
SKの金広鉉(キム・グァンヒョン、20)は今季、ダイナミックな投球フォームだけに華やかな一年を送った。多勝(16勝4敗)と奪三振(150個)で1位に上がった。投手トリプルクラウンを狙ったが、KIAの尹錫鏜(ユン・ソクミン)が4日、2軍から上がってきて斗山戦で7回を無失点で押さえたことで、手に握っていた平均自責タイトルを奪われた。
2人は北京五輪でも投打の中心的な役割を果たし、次世代スターに浮上した。
▲ベテランは生きている〓ヒーローズの田逷昊(チョン・ジュンホ)は6月7日、大田(テジョン)でのハンファ戦で通算初の2000試合出場を記録した。1991年のロッテ入団後、18年間皆勤した結果だ。9月11日にあった社稷球場でのロッテ戦では三星の梁逷赫(ヤン・ジュンヒョク)に続き、史上2番目に2000安打達成の記録を立てた。10月3日、木洞(モクドン)での斗山戦では通算初3塁打100本を達成した。
ハンファの宋津宇(ソン・ジンウ)は6月6日、大田でのヒーローズ戦で宋志晩(ソン・ジマン)を三振処理し、初の2000奪三振を記録した。9月23日、文鶴(ムンハク)でのSK戦では最高齢勝利(42歳7ヵ月7日)記録を更新した。
通算安打数首位(2202安打)の梁逷赫は9月18日、大邱(テグ)KIA戦でヤン・ヒョンジョンを相手に中前安打を放ち、1993年、三星入団後16年連続3ケタの安打行進を続けた。
勝負がつくまで延長戦を続ける制度が導入された後、斗山は9月3日、蚕室(チャムシル)でのハンファ戦で延長18回の死闘の末、1—0で競り勝った。5時間45分がかかった同日、両チームは1試合最多奪三振(38本)記録も立てた。
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