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元首相室幹部、収賄の疑惑を悲観して自殺

元首相室幹部、収賄の疑惑を悲観して自殺

Posted October. 11, 2008 06:08,   

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韓国中部発電の社長に在職していた時代、関連業者から金品を受け取った疑惑が浮上し、今月初めに辞職したキム・ヨンチョル元首相室事務次長が10日、自宅で死亡した状態で見つかった。

ソウル水西(スソ)警察署は同日、「金元事務次長がソウル江南区逸院洞(カンナムグ・イルウォンドン)自宅の浴室で首をつって死亡しているのを、午前8時ごろ、娘(31)が発見して警察に通報した」と明らかにした。

警察は、外部から侵入した跡がなく、夫婦部屋のタンスの上でA4用紙1枚分量の遺書が発見されたことから、金氏が自殺したものと見ている。

遺書には「ママ、愛してるよ。申し訳ない。苦しくて先に行く」と書いてあるという。

警察は収賄の疑いがもたれていた金氏が、自分の境遇を悲観して自殺したものと見ている。

金元事務次長が検察の捜査線上に浮かび上がっているという事実が知られたのは先月末。金氏が02〜05年、韓国中部発電社長を務めていた時、工事の受注を狙っていた熱併合発電設備専門会社のケーナテック(株)から数千万ウォンを受け取ったという疑惑が提起された。

疑惑が提起されてから3日目に金元次長が辞表を提出し、すぐ受理されると、検察の取り調べを受ける可能性も高くなった。さらに、金元次長が刑事処罰される場合、李明博(イ・ミョンバク)政府の現職の政府高官としては初めての事例になるという点で、検察周辺では少なくない注目が集まっていた。

しかし同日、検察は、金元次長に対する出頭要求が差し迫っているという観測とは違い、金元次長に出頭要求の通報はもちろん、連絡を取ったこともないと明らかにした。最高検の関係者は、「このようなことが起きて残念で困惑している。現在、経緯を把握している」と話した。

行政考試12回(1972年)出身の金元事務次長は、農水産部の事務官で政府入りし、商工部・流通経済局商務課長、商工部長官秘書官、大統領秘書室長の秘書官、特許庁次長、韓国地域暖房公社社長を経験した。

今年3月、事務次長に任命されてからは、韓昇洙(ハン・スンス)首相を影のように補佐しながら、首相室の政務と総務業務を総括してきた。金氏の焼香所は、ソウル松坡区風納洞(ソンパグ・プンナプドン)のソウル峨山(アサン)病院に設けられ、検死は行わない計画だ。



niceshin@donga.com jameshuh@donga.com